混乱が続くウクライナでは、ヤヌコービッチ大統領の政敵の野党指導者で、職権乱用の罪で収監されていたティモシェンコ元首相が釈放され、野党勢力が政権側に対してさらに攻勢を強めるものとみられます。 ウクライナの議会では、22日、野党の指導者を新しい議長に選出し、ヤヌコービッチ大統領の政敵の野党指導者で、職権乱用の罪で収監されていたティモシェンコ元首相を釈放することを決議しました。 これを受けて、ティモシェンコ元首相は、収監中に体調を崩して入院していた東部のハリコフの病院を出て首都キエフに向かいました。 元首相は、キエフ中心部の独立広場で数万人の支持者らを前に演説を行い、「銃撃による犠牲者は、私たちの心に永遠に刻まれるでしょう」と述べ、一連の衝突で犠牲になった人たちを追悼しました。 そのうえで、「本当の変化が訪れるまで、広場から離れてはいけません。この国を変えることができます」と述べ、ヤヌコービッチ