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ブックマーク / www.lovepiececlub.com (6)

  • となりのオッサン - 田房永子の女印良品|女性向けアダルトグッズショップ・ラブピースクラブ

    先日、テレビに「となりのトトロ」のワンシーンが映ったら、うちの子(1歳半)が「うあわあわあわ!!」って言いながら体を揺らして驚いていた。「あ、あれ見て…あんなやつがおる…」って感じで指をさしてこっちを見てきたので「トトロだよ」と教えた。 「となりのトトロ」のDVDを借りてきて、見ることにした。しょっちゅうテレビでやっているから見ている気になっていたけど、最初からしっかり観たら、初めてトトロを見た12歳くらいの時の感覚をありありと思い出した。 トトロを見つけるメイという少女の姉のサツキが、12歳の私は鼻について仕方なかった。サツキは大人の言うことを聞き、大人にかわいがられ、しかも妙に子供っぽくはしゃいだりもする。当時、ドラマや映画などで描かれる「子供」は、子供の私から見てリアリティが全くなく、「大人が望む子供」であることに非常に違和感を感じていたが、サツキはその最たる存在だった。 それを思

  • パンツを見せる女の子|田房永子の女印良品

    小学4年生の時、「パオパオチャンネル」という関東ローカルの子供向け番組が学校で爆発的に流行っていた。月から金の夕方の帯番組で、曜日によってMCが変わる。毎日面白かったけど、当時スターになったばかりのウッチャンナンチャンがMCをする金曜日は特に人気があった。アメフトの格好をした男子が床に並べられた大きなカルタを取り合うゲームとか、床をプールに見立て床泳ぎの速さを競うゲームとか、「ドラえもん」にまつわるクイズのコーナーなどがあった。そのほとんどが毎週「出演者募集」をしていて、視聴者の小学生が多く出演していた。 その中で唯一、女子向けの競技があった。「下脱がしレスリング」というもので、3対3で敵の下を脱がし、1分間で多く脱がしたほうが勝ちというもの。勝ったら豪華なおもちゃやグッズがもらえる。毎週それをボーッと見ていたのだが、クラスの女の子Aちゃんが「一緒に出よう」と誘ってきた。もう一人のBち

  • そそられたがる男 - 田房永子の女印良品|女性向けアダルトグッズショップ・ラブピースクラブ

    杉並区で、ママ達が「保育園不足」の抗議デモをした。 保育園が足りない、と聞いてはいたけど、実際自分が「保活」(入れられる保育園を確保するための活動)をやってみて、予想以上にキツかった。区の認可保育園の申し込みをする期間のことを思い出すと、今でも涙がこみあげてくる。 仕事と赤ちゃんの世話と家のことだけで、睡眠時間を割くほど忙しいのに、さらに「保活」のために時間を割かなければならなかった。書類を作ったり、区役所の窓口に行ったり、認証や認可外の保育園に電話をかけまくったり、1回乗り換えの駅にある保育園まで視野に入れて見学に行ったり。妊娠中から保活してる人もたくさんいる。私も「妊娠中からやったほうがいいよ」と教えてもらったことがあった。「生後3ヶ月から預けるのか、半年から預けるのか、今から申請しておいたほうがいいよ」と言われたけど、何ヶ月の赤ちゃんがどういうものなのかよく分からないし、まだ見た

  • 男たちのAKB48|田房永子の女印良品

    2013年2月 5日 AKB48のメンバーと自分の顔を合成して“2人の赤ちゃん”の顔写真を作れるサービス「わたしと赤ちゃん作らない? ネットでね。」は、一部の人たちの特殊な趣味に対してサービス精神の高い女の子たちがお仕事でやっている、という感じがして、流すことができた。あれは「一部の人たちのもの」だったし、スキャンダルも嫌悪感も全部「話題作り」に転換するAKB48商法、いわゆる「注目してしまったほうが負け」という先手商売がまだ成立してたと思う。だから無視することで意思表示ができた。だけど峯岸みなみさんの坊主謝罪動画は、そんな域を超えちゃっていて、騒ぎに加担したらAKB48商法の思惑通りだ、なんて思わなかった。ファンの人たちの欲望に身を削って応えているうちに、ファンの人たちの間でも手に負えないモンスターに、AKB48はなっちゃったんだと思った。 もともと私はAKB48には「明るいブルセラ」と

  • 「まんこの洗い方」問題|田房永子の女印良品

    「まんこの洗い方」問題 2012年8月22日 Nちゃんのまんこを初めて見たとき、美しさに息を飲んだ。出産して数時間後、入院先の病室で初めてNちゃんのオムツを替えた時のことだった。鶏がらみたいな体の中央に、厚いふたつのふくらみがピタッと閉じてわれめになっている。大事なものって感じがした。 オムツを替える時、われめを拭くとその中が見える。われめの中はなんだか見ちゃいけないところって感じがして、怖かった。中についているカスは胎脂という赤ちゃんの皮膚をまもるものらしいのだが、その時は知らなかった。「中もキレイにするんですか?」助産師さんに聞いた。助産師さんは「うん、ついてたら拭けばいいからね」とササッと言う。赤ちゃんのわれめの中にはうんちがつくこともある。だからうんちがついてたら拭くのか、それとも中のカスを全部拭き取るのかわからない。でも、それ以上聞けなかった。他のことは1から10まで教えてくれ

  • 「いやらしい子」問題|田房永子の女印良品

    「いやらしい子」問題 2012年6月 7日 3月、私は初めての出産をした。その数ヶ月前、おなかの中の“何か”が「女の子」だと分かったとき、すごくうれしかった。診察室で「えへっ あはっ 女の子? うへっへっへっ」と笑いがとまらなかった。それまで「絶対女の子がいい!」と意識していたわけではなかったし、もしかして「男の子」でも同じようにうれしかったかもしれないけど、スキップしながら帰る勢いで喜んでいる自分に「私はこんなに『女の子』を望んでいたんだな」と思った。 3月末、私の単行「母がしんどい」が発売された。「母がしんどい」は、両親との決別に至るまでを描いたコミックエッセイ。「母といるとなんだか息苦しい」女の子、エイコが主人公で、幼少期からのエピソードをまとめた。その中で、「お母さんがブラジャーを買ってくれない」という項がある。 《学校の周りの子はもうみんな、スポーツブラじゃなくて格的なブラ

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