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ブックマーク / ityou.hatenablog.com (4)

  • バクマン。がおそろしい一つの理由 - 指輪世界の第五日記

    「やっぱこうでなきゃいけませんね、春なんだから」 「天気がいいのはいいね」 「それは…ラブライブの踊りか?」 「よくわかりましたね。忍者戦士飛影の動画をループしてたら腕の振りが気になってきて。人間の腕ってかなり重いから反動があるはずなんですよね。そこがやっつけミクミクダンス的になってて。腕自体の細さも、たぶん…」 「早く行こうぜ」 「前に、バクマン。の話してたじゃないですか。あれ、書いてもいいですか」 「うん? いいよ」 「昔ジャンプでやってた漫画? 面白かったよね」 「そう、あれって、なかなかおそろしい漫画でして。すごい面白いし、なかなかおそろしい」 「なにそれ。どうおそろしい」 「いくつかあると思ってるんですが、一番おそろしいのは、コミケが出てこない」 「そこだよなー」 「コミックマーケットのコミケ?」 「そうそのコミケ。あの話って、漫画家志望者や、アシスタントや、漫画が好きな若者が次

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  • 僕の考えた最高の翠星のガルガンティア - 指輪世界の第五日記

    「こんばんはー。何見てるんですか。ああ、翠星のガルガンティア。2話か」 「こいつは面白い。もう見た?」 「ええ。ラストの圧勝、一同どん引きでしたね」 「あそこは見どころだ。何点かポイントがある。まず第1点、なぜ船団の一同がどん引きしているかというと、海賊は物資や人員の略奪を目的としているのであって、船団を皆殺しにするなどといった目的ではない。その被害者である船団側も、その略奪や誘拐へ対抗したいと思っているのであって、つまり海賊と船団は、互いに、殺戮レベルの抗争を開きたいと思っているわけではない。」 「略奪する相手じたいがいなくなってしまったら、海賊という商売が成り立ちませんもんね」 「しかし、あの少年は海賊の艦船を大破させ、人員を皆殺しにした。これはつまり、海賊と船団の対立の強度を、臨機的な略奪とそれへの対抗、ていどのレベルから、人員を殺戮するレベルに押し上げた行為だ。これによって両者はお

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  • おおかみこどもの雨と雪/田舎とスタッフワークと強い方 - 指輪世界の第五日記

    (この映画でもっともバイオレントセクシャルで素晴らしいと思う風呂場で錠を下ろすシーンの画像が見つからない! ここにあると思って頂きたい) 「hoi」 「hai」 「他の作業しながらなんで応答率低いけれど、いるよ」 「これが細田守監督のインタビュー http://wired.jp/2012/07/21/interview-hosoda-mamoru/」 「とりあえず昨日の怒りの話をさせてもらうけどさ、」 「どうぞ」 「田舎の社会性、田舎で農業やってる社会集団はさ、すごく環境の共有部分が大きいから、ああいう動きにはならないんだよ。ああはならない」 「というと?」 「都会であれこれ雇用労働してる人らはさ、ある地域のお隣ご近所っていってもけっこう職種とかばらばらだからさ」 「たとえば、お隣のご主人が最近調子よくて昇進したらしいですわねとか、いったって、」 「そのうわさ話からそんなに自分とこの生活や

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  • ガンダムUCのコマ送りと専用機と量産機の二元評価構造 - 指輪世界の第五日記

    「お久しぶり、何やってるの」 「おいす。ちょいと、ガンダムの戦闘シーンを観てるんです」 「ユニコーンガンダム第一話。もう一昨年だよね。コマ送りとは感心だな」 「この無名の量産機側の芝居が格好良いんですよ。結局負けるんですけどね。そこまでの駆け引きの描写が面白い。オタクの御同輩らも解説をコメントしてくれています」 「拝見しよう」 「…動くねこれ」 「この戦闘の部分だけで当初予算を使い切った、とかなんとか」 「いや、はや、この盾や、爆発タイミング…うへえ、これはひどい」 「ほう。どうひどい」 「盾っていうのは、ガンダムシリーズの発明のひとつなんだ。盾を構えさせることでロボットの体を隠し、それによって作画コストを下げるわけ。ところがこれ、冒頭にやられるロボット2機の盾が、ぜんぜん体を隠してないでしょ。それどころかロボ・盾ともにぐるっと回転させて裏側まで描いてる。どうかしてる作画コスト。確かにお金

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