このPassbookの導入を検討する企業向けに、Passの発行管理システム「PASSSS」(パススス)を提供するのが電通だ。PASSSSを利用することで、導入企業はPassの発行や情報更新、運用管理をWeb上で行えるようになる。利用者のPassを読み取るためのiOS端末向けリーダーアプリも開発しており、このアプリをインストールしたiOS端末をPassの読み取り用端末として利用できるのも便利な点だ。 電通は、Passbookのどこにビジネスの可能性を感じてソリューション提供に乗り出したのか。電通 デジタル・ビジネス局の吉羽一高氏に聞いた。 導入企業のハードルを下げ、利用者がPassを探しやすい環境を用意 ―― (聞き手:ITmedia) 日本にはこれまでにも同様のサービスがありましたが、Passbookはどこが新しいのでしょうか。 吉羽一高氏(以下吉羽氏) まず、オープンプラットフォームに近