木村和司●解説 analysis by Kimura Kazushi text by Sportivaphoto by Yamazoe Toshio 体を張った守備を持ち味とする北本久仁衛。神戸の躍進に貢献したひとりだ。 2011年シーズンのデータ(J2からの昇格組は含まず)をもとにして、ここまでストライカー(3月7日配信)、チャンスメーカー(3月8日配信)と攻撃面で奮闘しているJリーガーを取り上げてきたが、第3弾はディフェンス。今回も木村和司氏(横浜F・マリノス前監督)に解説してもらいながら、守備面で高いパフォーマンスを発揮している選手を探っていきたい。 「日本一」と木村氏も絶賛するダイナモ 守備に関するデータで、一般的なのは失点数。昨季リーグ最少失点(25)の仙台が、Jで最も高い守備力を誇るチームであることは、その数字から明らかだろう。だが、選手個人では誰なのか? それを推し量る公式記