なぜ今、「データジャーナリズム」なのか?(津田大介の「メディアの現場」Vol.54 より) というのを読みました。あんま面白くない。 なんで面白くないのかといえば、これがぜんぜん「なぜ」じゃないから。海外で流行ってるから、というのは「なぜ」じゃない。トレンドだから乗らなきゃ云々とか、そういうのって本質的にまったくどうだっていい。オバマがデータを使ったら勝てたから大事なの?「なぜ」を問うなら、もうちょっと哲学的に行ってほしいところ。 データがなぜ大事なのかといえば、それが客観であり、体験であるからです。 人間は自分の体験したことしか理解できません。人のやったことを理解するには、なんらかの形で追体験することが必要です。そのツールが物語であり、データなのです。 物語は誰もが理解できます。それを自分の身に引き比べて脳内で体験することができます。しかし物語が短く単純になるほど、複雑な事柄を言い換える