【番記者が補強戦略を分析】鹿島アントラーズは覇権を奪還できるか? 鹿島アントラーズは今季の移籍市場で、ダヴィ、中村充孝、前野貴德を獲得。そして興梠慎三、新井場徹、増田誓志を放出した。この補強戦略が意味するものとは何か。番記者が分析した。 2013年01月13日(日)7時35分配信 text by 田中滋 photo Kenzaburo Matsuoka タグ: 田中滋 今季の補強に見える本来のスタイルへの回帰 鹿島アントラーズは今季の移籍市場で、ダヴィ、中村充孝、前野貴德という昨季のJ2を沸かせた将来性のある選手の獲得に成功したが、クラブのタイトル獲得に貢献した興梠慎三、新井場徹、増田誓志といった実力者がクラブを去ってしまった。 一見すると戦力ダウンのようにも映る今回の補強だが、今後数年間に対して明確なヴィジョンを持った的確な戦力補強と言える。なぜなら、得点力のあるストライカー、技術が高く