競技団体がサッカーくじの助成金を不適切に処理していた問題を受けて、日本スポーツ振興センターは来年度から助成金の事業を廃止することを決めました。 この事業は日本スポーツ振興センターが選手強化を支援するため、競技団体の職員の報酬のうち、4分の3をサッカーくじの助成金でまかなうもので、報酬の4分の1は競技団体が負担する決まりになっています。 しかし、日本カーリング協会など3つの競技団体は、平成21年度と22年度分の助成金の一部、合わせて800万円余りを職員から競技団体に寄付させて報酬の負担を免れていました。 日本スポーツ振興センターは25日、審査委員会を開き、「状況が改善されないなかで助成事業を継続することは難しい」として来年度以降、助成事業を廃止することを決めました。 すでに配分が決定している今年度分は継続され、7つの団体に合わせておよそ4500万円が助成されることになっています。 日本カーリ