印刷 関連トピックスTwitter 米ツイッター社が、書き込みの削除を現地の法律に基づいて求められたら、その国や地域では見られないようにする仕組みの導入を決めた。「中東の春」をはじめ、表現の自由を抑圧された市民らが規制をくぐって活用してきただけに「検閲を認めるのか」と反発が広がっている。 ツイッター社の26日の発表によると、削除要請があれば、利用者に知らせたうえで、その国・地域では「書き込みは閲覧不能」といった文言に置き換える。他の国・地域では引き続き見られる。削除要請などの詳細はサイトで随時報告する。これまでは削除する場合でも、世界で一挙にするしかなかったという。 これに対し、NPO「国境なき記者団」(パリ)は27日、「表現の自由を規制するもので、アラブの春につながった検閲抵抗の運動に逆行する。政府高官の電話一本で書き込みを違法とするなど、あらゆる乱用にドアを開け放つ」との抗議文を