ツイッターやフェイスブックなど米国発の交流サイト(SNS)の存在感が急速に高まる中で、国内最大級のSNSを展開するミクシィの停滞が目立っている。 家庭用ゲーム技術者に危機感 ソーシャルゲームの弱点は「人材不足」 同じSNSでスタートしたグリーやディー・エヌ・エー(DeNA)がゲーム事業で大きく成長したのに対し、ミクシィは株価が低空飛行を続け、市場では「身売り」もささやかれる。広告収入から課金収入への構造転換に乗り出したが、関係者の見方は厳しい。果たしてSNSの業界再編は起きるのか。 「そのような事実はない」。市場や業界でミクシィ身売り説がささやかれたことに、同社の笠原健治社長は折に触れ釈明に追われている。その噂とは、ミクシィがグリーやDeNAなど競合他社と資本提携し、笠原社長が保有する全ミクシィ株(保有比率55%)を売却するというもの。ここまで具体的な噂が出る背景には、業績と株価の低