【元記事:「ぼくのなつやすみ」のちょっと(すごく)いい話:d:id:manpukuya:20060516:boku】ゲームはたまに遊ぶくらい、という人とゲームの話をしていて、「ぼくのなつやすみ」の話を聞いた。 このゲームは、1975年の田舎を舞台に、都会育ちの小学生の主人公が夏休みを満喫するというもの。青い空、白い雲、ひまわり畑に虫取り、魚釣り。 ところがその人は、「ぼくのなつやすみ」を楽しく遊び、終わり近くまで進めていたにもかかわらず、最後まで遊ばず途中でやめてしまったという。いったいどうして? 「ゲームが終盤にかかると、子供の頃の8月下旬の、もうすぐ夏休みが終わる寂しさがよみがえってきた。ああ楽しかった夏休みが終わっちゃうと思うと、ゲームを終わらせることができなかった」 プレイヤーの感情をここまで揺さぶるなんて、すごいゲームだ。遊んでないのに感動した。終わらせるばかりがゲームじゃない。