NECエレクトロニクスとルネサステクノロジ、両社親会社のNEC、日立製作所、三菱電機の5社は4月27日、NECエレとルネサスの事業統合に向けた協議を開始することで合意したと正式発表した。2010年4月1日をめどに事業統合する方向で協議を進める予定。統合後は売上高で世界3位の半導体メーカーになる。 NECエレは2002年にNECから、ルネサスは2003年に日立と三菱から分離独立する形で設立。だが半導体メーカー間の世界的な競争が激化する中、世界同時不況で両社の業績は急速に悪化しており、生き残りをかけて統合の道を探っていた。 米調査会社Gartnerの08年半導体メーカー売上高ランキングによると、ルネサス(7位)とNECエレ(10位)の売上高を単純合算すると128億5100万ドルとなり、東芝を抜いて世界3位、国内1位の半導体メーカーとなる。 7月末をめどに事業統合契約を結び、両社は来年4月1日を