KDDIは5月10日、2017年度(2018年3月期)の通期決算を公表した。連結営業利益は前年度比5.5%増の9628億円となった。 同日に行われた報道関係者向けの決算説明会では、4月1日に就任した高橋誠新社長が「通信とライフデザインの融合(参考記事)」「2017年度決算概況」「2018年度業績予想」を直接説明した。 この記事では、この説明会での質疑応答の主なやりとりを体裁を整えた上でお伝えする。 モバイル回線の契約者数について ―― モバイルID(携帯電話契約者)数の見通しについて尋ねたい。2018年度末の予想では、(グループ内)MVNOにおいて契約者数の純増を見込んでいる一方、au(KDDIと沖縄セルラー電話)では純減を見込んでいる。その背景を教えてほしい。 高橋社長 au契約数はおっしゃる通り引き続き純減を見込んでいるが、「auピタットプラン」「auフラットプラン」が好調で解約率の低