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ブックマーク / cyblog.jp (195)

  • シゴタノ! - 水平展開と垂直展開

    水平展開と垂直展開 2007/06/04 Mon 11:33 by ohashi  カテゴリ:とりあえず »  飛躍させる仕事、インパクトを与える仕事というのは、たとえばゲームセンターをほかの場所に変えてしまうような仕事です。 具体的に言えば、ゲーセンという時間のあり余っている若い人が集まる場所を、その街の大勢の人が楽しめる場所にしてしまう。ゲームをするだけではなく、より大きな楽しみが得られる場所にする。 つまり、一般の人がもつゲームセンターというイメージ、カテゴリーを変えてしまってはじめて、成功が手にできます。 『「伝説の社員」になれ!』より 仕事には、すでにある価値を周囲に広げていく水平展開型と、まだ存在を知られていない価値を発掘して引き上げていく垂直展開型と2種類がある。一概には言えないものの、販売は水平展開、開発は垂直展開の傾向が強い。 しかし、水平展開型の仕事であったとし

  • 「時間が増えた感じ」を手に入れる | シゴタノ!

    時間は製造できません。24時間は、やり方によっては25時間にも、48時間にもできる、という言い方がありますが、実質的には比喩でしかありません。 時間を「作る」ことや「増やす」ことができない以上、時間との戦い方は二つしかないように思えます。 1 作業ペースを速める 2 やることを減らす 今回の話は、1ではなくて、2の方です。「やることを減らす」ことで、「時間を増やした感じ」を手に入れることです。 これもよくある比喩ですが、ひとまず時間を空間と置き換えます。それも自宅や自分の部屋という空間で、置き換えます。 哀しい、と言っていいことだと思いますが、時間を増やすことができないのに似て、自宅の空間を増やすことも、なかなかできません。自室の空間も、増やせません。できることといえば、 1 作業スペースが小さくてすむようにがんばる 2 モノを減らす のどちらかになります。 時間に対してやることを減らすこ

  • 未来の自分に期待する、過去の自分を裏切らない | シゴタノ!

    小学生の頃に読んだ「ドラえもん」の次のエピソードが妙に印象に残っています。 なぜかのび太君の宿題を肩代わりさせられることになったドラえもんが、限られた時間でその宿題を終えるために、タイムマシンを使って、2時間後のドラえもん、4時間後のドラえもん、6時間後のドラえもん、8時間後のドラえもんという4人のドラえもんを未来から無理矢理連れてきて、5人で手分けをして宿題に取り組むのです。 幼心に、なんと素晴らしいアイデアなんだろう、と感銘を受けたのですが、続きを読み進めていくうちにげんなりしてしまいました。 現実からは逃げられない なぜなら、5人がかりの共同作業を始めて2時間たつと、最初のドラえもんは「2時間後のドラえもん」として、「2時間前のドラえもん」に強引に過去の、すなわち2時間前の世界に連れ去られてしまうからです。 以後、2時間ごとに同じことが繰り返されます。 話を単純化して、宿題が5人のド

    未来の自分に期待する、過去の自分を裏切らない | シゴタノ!
  • 「ポジティブハシゴ」と「ネガティブハシゴ」 | シゴタノ!

    「ついでにやってしまおう」ということで、1つの作業のついでに関連する別の作業も一緒にやってしまうことによって、全体の作業効率をアップさせたり、後で行う作業の負担を軽くできたり、といったメリットが得られることがあります。 こういった「ついでにやる」ことを自分の中では「ハシゴ」と呼んでいるのですが、「ハシゴ」には上記のように望ましい「ハシゴ」(=ポジティブハシゴ)と、余り望ましくない「ハシゴ」(=ネガティブハシゴ)の2種類があると思っています。 例えば、メールチェックの際に「あ、この情報は案件Bで使えそうだ!」と思ったらその情報を案件Bのコレクションに加えます。そして、案件Bの仕事に取りかかった際に、案件Bのコレクションを目にすることによって「そうそう、この情報はこういう風に使えるんだよね」などと、先ほど加えた情報にメモを追記します。このメモが仕事を前に進めます。 こうすることで、ある案件に関

  • タスクごとに「心境」を書き残す効用 | シゴタノ!

    日々作業記録をとりながら仕事をしていますが、作業記録は以下の2つのパートに分けられます。 1.タスクごとの開始時間と終了時間と所要時間(数値データ) 2.タスクごとの所感や反省、あるいは引き出された教訓(テキストデータ) 作業時間(数値データ)については、自作のExcelツールで記録し、月末にAccessに書き出して案件ごとの実績時間を算出しています(この一連プロセスはマクロによって自動化しています)。この数値と案件ごとの請求金額とで時間単価を割り出すことができますから、次回以降の見積もりの参考にしたり、作業効率を見直すための材料が得られます。 でも、それ以上に役に立つと感じているのが所感や反省(テキストデータ)です。 「捕獲枠」は特に制限なし 必ずしもすべてのタスクについて漏れなく書き残すわけではないのですが、例えば次のようなメモを数行残しておくようにします。 ・想定以上に時間がかかった

  • 「その時」に備えて“プレクロ”を進めておく | シゴタノ!

    家事の1つに「ゴミ出し」があります。これをきちんと行うコツは次のポイントを守ることだと考えています。 1.ゴミの種類に応じて決められている曜日を覚えておく 2.ゴミを出す日の前の晩から準備を始めておく 3.ゴミを出す朝に忘れずに出す いずれも当たり前のことばかりですが、どれか1つでも欠ければ「ゴミ出し」は失敗のリスクにさらされます。例えば、「燃えるゴミ」を出す日を忘れていれば、タイミングを逃して部屋にゴミを留まらせてしまいますし、 出す日の前の晩に袋にまとめておかなければ、当日の朝のバタバタに紛れて「今日は時間がないからまた次回!」という先送りに甘んじてしまうかもしれません。 さらに、出す準備ができていても、コロッと忘れてしまえばそれまでの努力は無に帰します。 この中で、1と3については以下のようなリマインダーツールを使うことで「覚えておく」という仕事を“外部委託”できます。 ・Remem

  • 紙背に潜むスキーマに徹する | シゴタノ!

    『5%の人を動かせば仕事はうまくいく―嫌われてもいいから信頼されなさい』というを読みました。著者は、ニコン・エシロール前社長兼CEOにして、これまでに2400社余の企業再生を手がけてきた長谷川和廣氏。 書名の通り、「会社を変えるには全社員ではなく、5%の社員の心に火をつけさえすればよい」という原則をもとに、様々なシーンで人を動かす際に役に立つ考え方を説いています。 実際に企業再生に携わることはなくても、思い通りに人を動かすコツは、仕事をしている限りは知っていて損のないノウハウと言えます。そもそも仕事は自分一人では回らないわけですから、効果的なコミュニケーションスキルはビジネスの武器となるはずです。 「ギブ&テイクを心がけるだけでは信用されない」 貸し借りの限界を超えて人に動いてもらうには、同じ目的に向かって共同作業を行うという状況に持ち込むしかありません。結果として、目的を果たすために自

  • 自分の「仕組み」を生み育てる | シゴタノ!

    GW中に読み終えていたものの、タイミングが合わずに今になってしまいましたが、明後日5/20(日)のセミナーでご一緒させていただく勝間和代さんの『無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法』のご紹介です。 各地の書店店頭に山積みになっていたり、ランキングでも常に上位をキープしていることもあり、すでに多くの方に読まれているとは思いますが、このから学べることは「勉強の方法」だけにとどまらないと感じています。 自分という人間を観察し、これにフィットした「仕組み」を作る 「はじめに」には以下のように書かれています。 勉強も、スポーツも、目に見えて成果が出るようになるまでには、ある程度時間がかかるものですが、そもそも人間の仕組みが、なかなか成果の現れないものよりも目の前に迫る緊急の大事なことを優先するようにできているのです。 という一文があるのですが、この姿勢も含めて大変共感できます。 仕事において

  • 1週間分の仕事を前倒しして終わらせるための3つの条件 | シゴタノ!

    例えば、いつもの2倍のスピードで仕事をして、1週間で2週間分の仕事をすれば、翌週まるまる1週間は仕事がない、という状態を作ることができます。 でも、現実には1週間前の時点では翌週の仕事のスペックがはっきりと定まらないため、実際にやろうとしても着手すらままならないということもありえます。もし自分でスペックを決められるということであっても、「締め切りはまだまだ先なのだから」ということで、取りかかる気を起こすのは容易ではありません。 野口悠紀雄氏も『「超」手帳法』の中で、連載原稿の予備を作ることで「予期せぬ事態に対処できる」という効用を説きつつも、実践は難しいとしています。 たまに一念発起して書くこともある。しかし、情けないことに、すぐに使ってしまって、在庫にはならない。「締切りがないものは、なかなか取りかかれない」という真理をつくづくと実感する。 このを読んだ時は、やはり難しいのか、と思った

  • シゴタノ! - ブログで培われる「記録力」の強み

    ブログ・ワークスタイル・メモや連載・デジタルワークスタイルの視点、あるいはFPNの運営などで知られる徳力基彦さんの『デジタル・ワークスタイル―小さなことから革命を起こす仕事術』というを読みました。 著者のブログでは以下のように紹介されていますが、 このでは、5年前に典型的な大企業的な縦割りの思考回路で、仕事の壁に突き当たって悩んでいた私が、どうやって古い思考回路を切り替え、インターネット時代にあった仕事のやり方を身につけることができるようになったのか、実際のツールの使い方から仕事への取り組み方まで、できるだけすべて書き出してみました。 新入社員や新しくできた部下など「これからの人」に何か1冊推薦するなら、一通りのことが網羅されている書が最適と言える、教科書的な1冊です。 例えば、もはや当たり前のように使いこなしているWebツールや、日々実践している仕事におけるちょっとしたコツの1つ1

  • 1週間分の仕事を前倒しして終わらせる | シゴタノ!

    この連休中は、仕事が立て込んでいたこともあり、また思うところがあって普段通りのスケジュールで仕事をしていました。 普段との違いは、 ・ブログを休むこと ・連載系の仕事(週7、隔週1)がお休みになること ・メールの数が激減すること という3点。時間的な余裕が生まれるのはもちろん、締め切りに追われずに済むという意味で精神的な余裕もありました。 それなりの負荷のある作業を継続して行っている状況では、途中で取るインターバルが長すぎると、再びペースを取り戻すのに苦労するものです。 例えば、マラソンでは一度歩いてしまうと再び走り出すのがおっくうに感じられますし、さらに立ち止まってしまったらもっと大変でしょう。 現在、このブログを含めて週に17の記事を書いていますが、この状況はさながらマラソンを走っているようなもので、書き続けているからこそ生まれる惰力と勢いの後押しを受けて、辛うじて「書く」という

  • 「数字のチカラ」と「第1回スピードハックス勉強会」 | シゴタノ!

    昨日は、「第1回スピードハックス勉強会」でした。 28名の参加者が5つのチームにわかれ、それぞれ960秒間にわたって熱いディスカッションを繰り広げ、仕事のスピードをアップさせるためのアイデアを交換しあいました。その結果、各チームから1つずつ、合計5つの「スピードハックス」が生まれました。 ディスカッションに先立ち、60秒間の自己紹介と、同じく60秒の他己紹介を行い、300秒で各チームごとの検討課題を決めるという2つのステップがあり、このプロセスを踏んだことが、初対面同士にも関わらず「実りある話し合い」(参加者より)につながったようです。 ところで、最近『い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉』というを読んだのですが、その中に以下のような一節がありました。 数字がうまいとは、いったいどういうことなのでしょうか? たとえば、つぎの文章を読んでください。 『テストでいうと、10

  • シゴタノ! - 心理ハック―他人に仕事を手伝ってもらうときのいくつかのポイント

    決して社交的とは言えない私のような人間にとって、『ひとりで抱え込まない仕事術』(リチャード・アクセルロッド/エミリー・アクセルロッド/ジュリー・ビードン/ロバート・ジェイコブズ著、森口美由紀訳、ダイヤモンド社)のような薄くて親切なは、重宝します。(それにしても、著者が多いですね)。 この薄いを、事細かに説明してしまうのはさすがに申し訳ないので、必ずしも「まとめ」ではないけれど、心に留めておきたいと思った箇所(つまり私の傍線部)を、簡単なコメントつきで引用してみます。(一部、文を変えてあります)。 ちなみに、オビの文句は またまた仕事を抱え込んで、ああ今夜も眠れない。 人に頼みたいけど、頼めない――そんなアナタの必読書! です。 それではまず、以下の一文。 ・助けてほしい内容や、なぜ協力を求めているかを明確に説明する いかにも常識的な内容ですが、私自身が頼まれ事をしたときのことを思い出

  • シゴタノ! - フラットな関係でチームを組む

    前回、前々回に引き続き、『「伝説の社員」になれ!』を読んで、「なるほど!」と思ったことについて。 前回までは個人ワークに焦点を絞っていましたが、今回はチームワークに注目します。 フラットな人間関係に目を向ける 株と同じように、人にも、まだ多くの人が価値がわからないうちから目をつけ、一緒に伸びていくことを考えてください。 高額な費用を出して参加するセミナーには、優秀でやる気のある人が集まってきます。その場所で講師の話だけ聞いて帰るのは非常にもったいない。宝の山を前にして、踵(きびす)を返すようなものです。 異業種交流会もそうですが、セミナーでは講師に近づくのではなく、目の前の参加者に注目し、話し、名刺交換をしてください。 彼らのなかには、必ずあなたと一緒に伸びていく人がいます。 これからの成功をつくり出す近道は、すでに成功した人に近づくのではなく、一緒に組める身近な人を探すことです。 セミナ

  • 自分が没頭できるものに全力投球し続けるには | シゴタノ!

    前回に引き続き、『「伝説の社員」になれ!』を読んで、「なるほど!」と思ったことについて。 「好き」が「結果」とすぐに結びつくとは限らないが… パソコンの向こうにいるユーザーのためにはもちろんですが、まずは知っている取引先の人たちを困らせないために、どうすれば一冊でも多く売れるかを、僕は必死で考えました。 あずかった書籍をていねいに読み、内容をわかりやすく記し、興味を惹きそうな紹介文を書いていきます。 もともとビジネス書は好きだったので、これに関してはむしろ楽しいのですが、「好き」が「結果」とすぐに結びつくとは限りません。 それだけに売り上げがどんどん伸びていくのを見たときには、小躍りするほどの嬉しさでした。 最初は会社のためにやったことが、取引先をも巻き込んでいく。 すると会社のためだけではなく、次には取引先の人のために、がんばるようになる。そんなふうに人間関係の輪はどんどん広がっていきま

  • シゴタノ! - 自分と補完関係にある対象を探す

    『「伝説の社員」になれ!』というを読みました。 著者は、元アマゾンのカリスマバイヤーであり、現在はビジネス書専門の出版コンサルタントおよび書評家として活躍している土井英司氏。ビジネス書を選ぶ際に参考にさせていただいているメルマガ「ビジネスブックマラソン」の発行者としても有名です。 今回は、「なるほど!」と思った部分をいくつかご紹介します。 ●収入の一部は授業料としてとらえる ●自分と補完関係にある対象を探す ●9年間続ける ●可能性をせばめていく 収入の一部は授業料としてとらえる 「他人の年収が気になってしかたがない……」 あなたは、そんな小さな自分に、イヤ気がさしているかもしれません。 転職サイトのスキル診断をやってみて、年収の高い企業の募集に心が動くこともあるでしょう。 かつての僕もそうでした。今は昔にくらべて転職先も多く、一見、環境が良くなったように思われますが、実際は、ここに悲劇

  • 常識を疑い、自分の頭で考え抜く | シゴタノ!

    前回、前々回に引き続き、『頭のいい人が儲からない理由』のご紹介。 書のキーメッセージを挙げるなら、以下の2つになるでしょう。 ●1.常識を疑え ●2.戦略を考え抜け この2つのメッセージを様々な形で、バラエティに富んだエピソードをまじえながら紹介しているのが書の特徴と言えます。 1.常識を疑え いくつもありますが、例えば以下の2つ。 今日できるだけたくさん売ることが、将来の成功につながる。安いのはいいことだ。やらなければならないことがたくさんあるから、寝ないでやろう。つねに全力疾走すべき…。 こういう考え方というのは、いわば人間の能のようなものだと思う。暗黙の仮説というのは、まさに能に基づいた行動なのだ。だから、誰もが違和感なく受け入れてしまう。そこに危険が潜んでいる。 能的なふるまいというのは、大自然の中で生きる時には有効かもしれないが、人工的でルールのある社会においては、必ず

  • 「紙copi」を仕事に活用してみる(序) | シゴタノ!

    昨日から「紙copi」を使い始めました。実は以前も使っていた時期があったのですが、何となく使わなくなっていました(この「何となく」という理由によるブランドスイッチは改めて考えてみたいテーマですが…)。 それが、昨日打ち合わせで仕事仲間が使っているのを目にして、少し突っ込んでその使い勝手をヒアリングしてみたところ、「なるほど」と合点がいったところが多々あり、さっそくダウンロード。 有名なソフトであり、すでに長年にわたって使いこなしている、という方もたくさんいらっしゃると思いますので、詳細はサイトをご覧いただくとして、「紙copi」について個人的に特筆したい機能的な側面を挙げると、 1.データのビューア/ランチャ/エディタとして使える 2.タスクの進捗管理に使える 3.アイデア管理に使える という3点です。 そして、我々は仕事を行ううえで以下のような課題を持っているのですが、 1.タスク管理

  • 心理ハック やる気とクオリア | シゴタノ!

  • シャドーワークという“API” | シゴタノ!

    この4月でフリーランス7年目に入りました(2000年4月〜)。何をもって「フリーランス」と見なすかという定義を考え始めると、いろいろと面倒ですが、単に「会社に雇われていない状態」という一言で済みそうです(あるいは社会保険ではなく国民保険に加入しているとか)。 この7年の間にも、派遣社員だったり、契約社員だったり、一時的に正社員を掛け持ちしていたり、といった“起伏”はありましたが、自分の中ではモードは一貫していて、“Do or Die”というシンプルな原則に沿って活動してきたようです。 つまり、何かをしなければ何も得られない、という状況に身を置くことです。もちろん、そんな状況に自ら望んで、熱意を持って、意図的に没入していった覚えはまったくないのですが、結果として得られた「今」を改めて見てみると、これはこれで自分にとっては納得のいくワークスタイルなのだな、と受け入れることができています。 それ