政府予算案に異例の賛成の立場に回った国民民主党が、今度は今夏に行われる参院選で、日本維新の会と相互協力すると発表した。ジャーナリストの尾中香尚里さんは「国民民主党はもはや与党なのか野党なのかもわからない。これでは有権者は投票のしようがない」という――。 日本維新の会との選挙協力を発表した国民民主党 政府の2022年度予算案に賛成した国民民主党について、筆者は4月18日、「やがて自民党に吸収されるだけ……国民民主党がまんまとハマった『提案型野党』という毒饅頭」という記事を書いた。記事の中で、玉木雄一郎代表の予算案賛成方針に反対の意思を示し、採決で体調不良を理由に欠席した前原誠司代表代行兼選対委員長の動向に注目した上で、以下のように指摘した。 「前原氏が今回の予算案をめぐる国民民主党の行動を機に、自らの『非自民性』を改めて強く自覚したのなら、もう一度『政権を担い得る野党勢力』をしっかりと構築す
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