国内電機7社の2024年度(2025年3月期)第1四半期決算が出揃いましたので、前回の日立製作所と三菱電機に続き、今回はソニーとパナソニックとシャープの概要を整理します。 ソニーは、テレビ番組の納入作品数や劇場公開作品数が減少したことなどでドルベースでは減収となった映画分野が増収減益となりましたが、他の4分野が本業の増収に加え為替の影響で増収増益となって、連結全体に加え金融分野除いても、前年同期に対して増収増益となりました。 パナソニックは、売上収益はコネクトとインダストリーの販売増と為替換算により増収し、調整後営業利益はくらし事業とコネクトとエナジーが減益して、全体では増収減益となりました。 シャープは、国内外で家電が伸長したブランド事業が増収増益となりましたが、パネルやセンサーモジュールの販売が減少したデバイス事業が減収減益となって、全体では減収増益(58億円の営業赤字)となりました。