幻の安土城どう復元?実物再現やCGなど4案 滋賀県が「見える化」意見募集 2020年9月3日 16:51 安土桃山時代に織田信長が築き、わずか3年で焼失した安土城天主(天守閣)の「復元」について、滋賀県は、県内外の一般から意見を募る。安土城跡(近江八幡市、特別史跡)での実物大の再建からCGによるデジタル再現まで県が検討している4案の課題・効果を3日から示し、インターネットなどで受け付ける。集まった意見を踏まえ、県が進めている「安土城の見える化」の方向性を決める。 県は2026年度の築城450年祭に向けて城の実像を明らかにし、目に見える形で復元するとして、三日月大造知事の発案で昨年4月「『幻の安土城』復元プロジェクト」事業を立ち上げ、復元方法を検討している。ただ、城の構造・外観を伝える史料がほとんど見つかっていないほか、再建する場合、推定で500億円超の費用がかかるなど多くの課題がある。 4