法務省によると、17日朝までに、一時最大で約280人を受け入れたという。現在も、近隣の刑務所や法務局などの関係施設から食料や飲料水などの物資が集まっており、同省幹部は「水や食料にはまだ余裕があり、今後も避難者への対応を続けていく」と話している。 法務省によると、同刑務所には益城町で震度7を観測した翌日の15日夜から、近隣住民が避難のために集まり始めたため、職員用の武道場などを開放し、食事や飲料水を提供したという。 17日現在で491人の受刑者を収容している熊本刑務所には、元々、受刑者と職員の1週間分の備蓄があったほか、近隣県の刑務所や法務局からは非常食や飲料水などの物資が送付されるなど、約2万食分の備蓄が確保できているという。