「マツダ」(広島県府中町)は1日、派遣社員を期限を超えて雇用し続けていたとして広島、山口両労働局から是正指導されたことを受け、本社宇品工場(広島市南区)と防府工場(山口県防府市)の全派遣社員約100人を直接雇用することを明らかにした。 同社は、派遣社員の雇用期間が終了する際に一時的に直接雇用するなどして、労働者派遣法で定めた期間(3年間)を超えて派遣社員を雇い続けたとして是正指導を受けた。このため、同社は、派遣社員側に期間従業員として直接雇用すると提案。雇用期間は今月13日から6か月間としている。 ただ、雇用期間満了後に再契約するかどうかは「生産状況を考慮して決める」としている。