デジタルサイネージでは、潜在的な利用ニーズがあるにもかかわらず、表示装置にはまだまだ課題が多い。なかでも屋外利用における課題が多い。屋外利用では輝度、太陽光の影響、防塵防滴などが問題になる。さまざまな生活シーンの中で、いつでも屋外ではっきり見える表示装置が必要なのである。 こうしたニーズには現状ではLEDディスプレイが使われることが多い。しかしLEDディスプレイはドットピッチの関係で高解像度を得ようとすると物理的な画面サイズが相当大きくなってしまう。例えば4Kをドットバイドットで表示すると、価格がある程度現実的な3.9ミリピッチのパネルを利用した場合でも、横が15m、縦が4.5mの大きさになってしまう。更にパネルだけで2000万円を超えてしまう。もっと小さく高解像度を屋外で実現する適切な表示装置がなかなか見当たらないのである。 こうした現状の中で、期待されるのが反射型のLCDである。通常の