Bestmile(ベストマイル)は、自動運転車両やEV向けのモビリティサービス開発プラットフォームを提供しており、車両だけではなく他のモビリティにも業域対象を広げている。Bestmileが提供するモビリティサービスプラットフォームは、データの収集、分析、最適化による群制御を可能としており、モビリティプロバイダが複数の車両の運行管理や遠隔監視をする際に使用されている。2016年に始まったスイス・バレー州シオンにおいての世界初の自動運転バス実証実験では、Bestmileの車両自動運行システムが採用されている。 日本にも拠点を置くBestmile。今回は日本法人代表の光谷 武 氏(以下、光谷氏)に話を伺った。 ――自動運転バスの現況はいかがでしょうか? 光谷氏 スイスのシオンでは既にパイロット運行を終え、商業レベルでの運行が始まっています。自治体とSBB(スイス連邦鉄道)が出資し、Bestmil