自身も育成アカデミー出身で、2008年に引退するまでドルトムントひと筋だったラース・リッケン。1997年のチャンピオンズリーグで優勝し、ブンデスリーガでは1995年、1996年、2002年と3度優勝を果たしている。 「クロップ監督の要望により、ドルトムントの下部組織では、トップ チームとまったく同じシステム、コンセプトでサッカーをしています」 ラース・リッケン(ドルトムントの育成部門責任者) ドイツが育成大国になりつつある――というのはサッカー界の新たな常識だろう。その中でも急激に伸びているのが、ボルシア・ドルトムントの育成アカデミーだ。 現在ドルトムントのトップチームでは、シュメルツァー、グロスクロイツ、サヒン、ロイスら、4人のアカデミー出身者がコンスタントに先発している。サブ組も含めれば計8人だ。今夏バイエルンに3700万ユーロ(約48億円)で移籍したゲッツェも、卒業生のひとりである。
![ドルトムントの育成責任者が明かす、アカデミーの急成長と“新たな香川”。(木崎伸也)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5fb17ab7b16ebb863ca1b023702d8e5db27be338/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F4%2F2%2F-%2Fimg_4242944e2fec93389b042354f0752982242738.jpg)