Computer MagicやGrimesは言うに及ばず、今、宅録の世界で「ガールズパワー」の台頭が全世界的に著しい。ここ日本には、東京都内在住の女子大生、ラブリーサマーちゃんがいる。筆者が気持ち悪く勝手に「ちゃん」付けしているわけでなく、正式名称が「ラブリーサマーちゃん」なのだ。本名である「愛夏」を英語読みしたという、とてつもなくガーリーなセンスにクラクラくる。 2013年、18歳の夏から音楽制作を開始したという彼女。当初は「バンド仲間を見つけるためのデモ作り」だったそうだが、完成度の高い楽曲は感度の高いリスナーの耳に止まり、いつしか活動は本格化。その後もMaltine Recordsからのリリースやtofubeats“ディスコの神様 feat.藤井隆”へのコーラス参加など精力的に活動を続け、今年11月、満を持してアルバム『#ラブリーミュージック』をリリースした。 やたら完成度が高いのに