現代美術家の会田誠氏の作品に対し、東京都現代美術館が改変・撤去を要求している。問題視された作品は、教育のあり方について述べた「檄」と「国際会議で演説をする日本の総理大臣と名乗る男のビデオ」の2点。日本のメディアの多くは「檄」を取り上げているが、海外メディアは「国際会議で演説をする日本の総理大臣と名乗る男のビデオ」に注目している。 ◆「子どもにふさわしくない」として改変を求める美術館 改変要求があったのは、東京都現代美術館で7月18日から10月12日まで開催されている「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」展で展示されている、会田誠氏の作品。同美術館は、「子どもにふさわしくない」として、作品の改変を求めたようだ。 会田誠氏は、今回の展覧会には、妻で現代美術家の岡田裕子氏、長男の3人からなる「会田家」として参加している。その作品のうちの1つ「檄」は、白い布に筆で「文部科学省に物申す」と大