国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」(津田大介芸術監督)の企画展「表現の不自由展・その後」は8日午後、展示が全面的に再開される。14日の会期末まで1週間を切る中、なぜ再開にこぎ着けられたのか。…
日本政府は、慰安婦問題に関して、平成3年(1991年)12月以降に調査を行い、平成4年(1992年)7月、平成5年(1993年)8月の2度にわたり調査結果を発表、資料を公表し、内閣官房において閲覧に供している。また、平成5年(1993年)の調査結果発表の際に表明した河野洋平官房長官談話において、この問題は当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であるとして、心からのお詫びと反省の気持ちを表明し、以後、日本政府は機会あるごとに元慰安婦の方々に対し、心からお詫びと反省の気持ちを表明してきた。 慰安婦問題が多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であることから、日本政府及び国民のお詫びと反省の気持ちを如何なる形で表すかにつき国民的な議論を尽くした結果、平成7年(1995年)7月19日、元慰安婦の方々に対する償いの事業などを行うことを目的に財団法人「女性のためのアジア平和国民
あいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」(以下不自由展)の中止から文化庁の補助金不交付決定まで一連の動向については、すでに多くの人が抗議や懸念を表明している。 私の所属する東京藝術大学においても9月27日(金)の夜18時から美術学部正門前で緊急集会が開かれ、直前の告知だったにもかかわらず教員や学生約300名が集まり、この問題について大学前の路上で議論を行った。 また10月3日付で東京藝術大学教員有志一同42名(その後、賛同者は増え10月5日現在47名)が「文化庁による「あいちトリエンナーレ2019」補助金交付取り消しに対する抗議声明」を発表し、同日萩生田光一文部科学大臣と宮田亮平文化庁長官宛てに声明を送付した。 東京藝術大学だけではなく東京大学でも同日同様の声明が出されている。大学だけではない。文化や芸術に関連する団体や組織が次々と抗議文や声明文を発表している。この動きは、トリエン
8日午後、「表現の不自由展・その後」が再開したばかりの「あいちトリエンナーレ」の会場周辺で、プラカードを持っていた女性にけがをさせたとして男(51)が逮捕されました。 警察によりますと、逮捕された名古屋市瑞穂区の会社員・濱川清拡容疑者(51)は、8日午後3時ごろ、「あいちトリエンナーレ」の会場周辺でトリエンナーレに関するプラカードを持っていた女性(49)にけがをさせた疑いがもたれています。調べに対し、濱川容疑者は容疑を一部否認しているということです。 また、この会場内で販売されている商品を壊したとして横浜市の自称自営業・才重人容疑者(50)も逮捕され、調べに対し、容疑を否認しているということです。 あいちトリエンナーレで、安全面を理由に開幕から3日で中止となった「表現の不自由展・その後」は、8日午後、再開したばかりで、警察で動機などを調べています。
藤田嗣治の大壁画「秋田の行事」をダンスで表現するため、Yoshitaka(ヨシタカ)は半年間、県立美術館に通い続け、文献も読みあさった。さらにはキャンバスの中央に描かれた竿燈まつりに実際に参加。右端に配置された舞台で演じられている秋田音頭の踊りも習った。背景に遠く描かれた太平山にも登った。そうやって作品の世界を身体に染み込ませた。 「秋田の行事」のダンス公演は県立美術館の主催事業として2015年10月17日、秋田市八橋の日吉八幡神社で開かれた。夕刻、かがり火に照らされた境内でヨシタカは鬼気迫る演技を見せた。秋田の伝統的な踊りとUKジャズダンスの高速ステップが融合した、これまで誰もやったことのないスタイルだった。
*レイバーネットMLから (情報記載いしがき) あいちトリエンナーレ展再開、一時的勝利 暴力的脅迫による中止、ようやくはねのける 66日ぶりの再会 愛知県民、名古屋市民の皆さんお疲れ様でした。 これはあの猛暑のなか、朝から毎日スタンディングを 続けてこられたみなさんの努力、全国からの支援、 妨害者への抗議の賜物です。 同じ芸術作品を片方は政治的であるから、展示を中止する。 こんな差別を放置する非常識な日本はあるでしょうか。 公立の施設は税金で行っているのです。税金は平等に 使われなければなりません。一部権力者・政治家への 忖度(そんたく)を許しはなりません。 「憲法15条すべての公務員は全体の奉仕者であって、 一部の奉仕者ではない。」 安倍くん、菅くん、河村くん、萩生田くん もう一度学校へ足を運び、憲法を学習してください。 みなさんの給料は私たちの税金でしょう。 私も2度名古屋に行き、集会
企画展「表現の不自由展・その後」の展示をめぐって揺れている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」。現地を視察した観光学者の井出明氏は「作品のよしあしとは別の次元で、観光イベントとしては不十分なところが目立つ。芸術界に『芸術は観光より上』という感覚があるのではないか」という――。(第3回、全5回) 観光としては歩きにくい四間道・円頓寺界隈のスキーム 今回のあいちトリエンナーレは、名古屋市と豊田市の4つのエリアで開催されている。このうち名古屋駅に最も近い「四間道しけみち・円頓寺えんどうじ会場」は、街を歩きながら作品を鑑賞することができ、ほかの会場とは趣が異なる。それは名古屋の戦後の復興と大きくかかわっている。 名古屋は戦前から産業都市として名を馳せ、さらに陸軍の第3師団が置かれていた巨大な軍事都市であったため、太平洋戦争では米軍による徹底的な空爆を受けた。名古屋は「焼け野原」となり、戦後は
政府にとって好ましい内容の展覧会しか開催できなくなる恐れがあります 文化庁は国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」に警備上の混乱が予想されることを把握しながら事前に説明がなかったとして、補助金の全額交付を取りやめることを決定。これに対し大村秀章愛知県知事は裁判で争う姿勢を明らかにした。 タレントでエッセイストの小島慶子が、世間の気になる話題に思うあんなこと、こんなこと。 * * * 最近、東京都の美術館などでは東京オリンピック・パラリンピックに備えたテロ対策として手荷物検査を行なうようになっています。違和感を覚える人もいるようですが、大勢の人が集まる場所では必要でしょう。「あいちトリエンナーレ2019」では、ガソリン缶を持ち込むと脅迫ファクスを送りつけた会社員の男が逮捕されました。 2017年の改正組織的犯罪処罰法(いわゆる「共謀罪」法)です。成立の際に安倍晋三総理大臣は、国内法を整備しなけれ
愛知県で開かれている国際芸術祭で、中止された「表現の不自由」をテーマにしたコーナーがきょう再開され、抽せんで選ばれた人たちが、ガイドツアー形式で鑑賞しました。抽せんには定員の22倍を超えるのべ1300人余りが参加し、大きな混乱は無かったということです。 このコーナーについて芸術祭の実行委員会は金属探知機を設けるなど安全対策を強化したうえで、8日午後、再開しました。 再開に先立ち、午後1時ごろには鑑賞を希望する人が詰めかけて入場者を決める抽せんが行われ、選ばれた人たちは手荷物を預け、金属探知機でチェックを受けていました。 実行委員会は8日、コーナーの中の取材を認めませんでしたが、入場者が1回あたり、30人を上限としたガイドツアー形式で、時間を区切って見て回りました。 抽せんには2回のガイドツアー、合わせて60人の定員に対し22倍を超えるのべ1358人が参加したということです。人数を限定したり
動画撮影は禁止、SNSでの拡散は防止[ロンドン発]国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の展示が8日、再開されました。14日の会期末まで1週間となっているものの、「芸術の自由」や「表現の自由」を何とか保ったというメッセージを世界に発信できて良かったと思います。 朝日新聞によると「来場者の手荷物は預かり、動画撮影は禁止、SNSでの拡散防止は『誓約書』を書くほか、身分証明書も確認する厳格なものとなった」そうです。「見るのに1時間、手続きも合わせたら1時間半はかかるのではないか」(芸術祭実行委員会会長の大村秀章・愛知県知事)ということです。 座り込んで再開に抗議する河村たかし名古屋市長はハフポストのインタビューに「再開なんていかんね。決まっとるがね、こんなもん。本当に(日本人の心を)踏みにじりますよ。(略)こんな日本人の普通の人の気持ちをハイジャックして。暴
再開された「不自由展」では何が行われたのか? 《遠近を抱えてPartⅡ》の上映会も10月8日午後に再開した「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」。定員制を導入しての再開となった展示室では、何が行われたのか? 10月8日に再開された「表現の不自由展・その後」。報道陣がシャットアウトされたその内部では何が起こっていたのか? 不自由展の鑑賞は、抽選制で定員30名(変更の可能性あり)の入替制を採用。初日は2回の鑑賞時間が設けられ、1回目はマネキンフラッシュモブによる20分のパフォーマンスののち、キュレーターがファシリテーターを務める来場者とのディスカッションを実施。2回目は20分の自由鑑賞と、大浦信行《遠近を抱えてPartⅡ》の上映会が行われた。 開幕当初、大浦の《遠近を抱えてPartⅡ》は展示室入り口の狭い通路に展示されていたが、全編を鑑賞できうる環境整備として、再開後はキ
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