海外のホメオパシー事情をチラ見した 別に自分自身が使っているわけでもないのでホメオパシーにまつわる議論に深くかかわるつもりはないのだが、ここにあんまり科学を持ち出すのは、ちょっとちがうんじゃないかと感じている。少なくとも、硬い科学だけではどうにもならない部分、強いて言うなら医療社会学的な部分が絡んでくる問題だと思うので、安易な議論は道を踏み外しかねないなあと思っている。 このホメオパシー論争、日本だけで起こっていることではない。というよりも、どうやらイギリスあたりでは日本以上にホメオパシー叩きとそれに対するリアクションが激しいようだ。具体的には、100年ほど前からホメオパシーはイギリスの保健制度の一部に組み込まれていたのだが、徐々に力をなくして21世紀に入る頃には4つの診療機関でのみ公的医療(日本でいえば保険適用にあたる無料の診察・施薬)の対象になっていた。そのうち2つがつい先日ホメオパシ