先月まで,Java SE 6のXMLに関する新機能ということで,StAXとJAXBを紹介してきました。今月からは,XMLに関連するWebサービスの機能を紹介していきます。Webサービスを扱うためのAPIであるJAX-WSです。 JAX-WS (Java API for XML-Based Web Services)は主にSOAPを使ったWebサービスを扱うためのAPIで,以前はJAX-RPC (Java API for XML Based RPC)と呼ばれていました。JAX-RPCは名前のとおり,リモートプロシジャーコールを主眼においていました。ところが,WebサービスはRPC以外に,メッセージングでやり取りをおこなうことも多くあります。 そこで,メッセージングを含めたWebサービスを扱うため,JAX-RPCではなくJAX-WSとして衣替えしたのです。そのため,JAX-WSのバージョンには
本記事は2002年に執筆されたものです。Webサービス全般の最新情報は@IT Java Solutuionのカテゴリ「JavaとXML/Webサービス/SOA連携」をご参照ください。 「Webサービス」という言葉は、ほとんどのIT技術者が知る単語になりました。しかし、「Webサービスって何?」と聞くとさまざまな答えが返ってきます。これはWebサービスが多くの技術要素で成り立ち、さまざまな使い方があり、適用範囲が広いためです。そこで、この連載では、この広大なWebサービスの世界すべてを知るのではなく、最も基本となる技術を実際にプログラムを作りながら身に付けていただこうと思います。「SOAPとは何か?」「WSDLとは何か?」など、実際に自分のPCで操作し、動かしながら理解していくことにしましょう。 樋口研究室とは? トレンドの追っかけから、技術検証まで、コンピュータに関するあらゆる分野でただ知
皆様はじめまして。本連載を担当するビーブレイクシステムズの富岡です。Eclipse WTPという言葉をはじめて聞く方もいると思いますが、WTPはWeb Tools Platformの略であり、Web/J2EEの開発ツールと、それらを共通のインターフェースから利用できるようにするフレームワークをまとめて提供するEclipseのプロジェクトです。 開発ツールとしてのEclipseプラグインはたくさん存在している中、Eclipse WTPは何の役に立つのだろうと思った方もいると思います。そこで本連載では、「Eclipse WTPとはいったい何のか」「従来のプラグインとは何が違うのか」「これからデファクトスタンダードとして普及していくものなのか」といった観点から解説していきます。 実際に使用することにより、その機能を紹介していきますので、読者の皆様にEclipse WTPのよさが少しでも伝われば幸
先日、後輩向けにJavaの事始からWicketのあたりまでざっと話をしたのですが、その中で触れたm2eclipseのインストールと使い方についてまとめておきます。 今回の記事ではライブラリ管理についてのみ言及しています。 Eclipseのバージョンは3.4.2でWTPが最初から入っている「Eclipse IDE for Java EE Developers」を使っていますが、3.4.x系なら同じようにできると思います。Pleiadesを使って日本語化していますので、デフォルトの英語のままの方は適当に読み替えてください。 全体的にWebからダウンロードする作業が多いので結構時間がかかりますが、2回目以降はもっと早くなります。 まだ使い始めたばかりの拙い知識で書いているので、間違いやもっとよい方法がある場合はぜひぜひご指摘ください。 1. Mavenとは MavenとはApache Softw
Webサービスを実装する必要に迫られたので CXF で試してみる。 以下のような環境で、Webサービスインタフェースの定義、Webサービスのサーバ、Webサービスのクライアント、の3つのMavenアーティファクトをEclipseで開発できるところまでが目標。 JDK 1.6 Eclipse 3.5 (Pleiades) + m2eclipse 0.9.8 (+ WTP Integration) Apache CXF 2.2.5 サービスインタフェースのプロジェクトを作成 Webサービスインタフェースの生成元になるJavaのinterfaceを定義するプロジェクト。とりあえず別プロジェクトにしてみる。 Eclipseで普通に「Javaプロジェクト」を作成(とりあえず ws-contract というプロジェクト名)。ただしソースフォルダは src/main/java、出力先は {プロジェクト名
皆さん、こんにちは。本連載を担当するビーブレイクシステムズの山之内です。 前回、SQL文を使用しないタイプのO/Rマッピングツールの1つとして「Torque」を紹介しました。第5回となる今回は、機能が豊富なO/Rマッピングツールの「Hibernate」を実際にサンプルを作成しながら解説していきます。 Hibernateは、Gavin King氏を中心とした「Hibernateチーム」が開発しているJavaのO/Rマッピングツールです。現在(2006年7月)の最新バージョンは3.1.3です。Hibernateは機能が豊富で、強力な検索を可能にするオブジェクトクエリ言語のHQLや、シンプルで扱いやすいAPIを提供します。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く