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ブックマーク / sai-zen-sen.jp (3)

  • 乙一『ベッドタイム・ストーリー』 Illustration/釣巻和 | 最前線

    子どものころ、眠りにつくとき、母がベッドのそばに腰かけて、おとぎ話をしてくれた。 今は、椎名(しいな)が僕の横で、ベッドタイム・ストーリーを語ってくれる。 彼女の声に耳をかたむけて、僕は、身をゆだねる。 彼女の声を、どこまでも持っていく。 どこまでも、どこまでも……。 夜のむこうまで……。 彼女の声を……。 椎名というのは苗字(みょうじ)で、名前は、アカリという。趣味は物語をつくって小説にすること。それと、占星術だ。といっても、彼女の書いた小説を読んだことはないし、占ってもらったことも一度だってない。彼女は大学の一年後輩である。椎名と僕は、ある【土曜日】に知り合って、話をするようになり、学でいっしょにご飯をべ、帰り道をならんであるくようになった。その椎名が、ここ最近、僕が眠れないとき、枕元でベッドタイム・ストーリーを聞かせてくれる。内容は、おとぎ話というよりも、宇宙に関するほら話だ。

    yokomura
    yokomura 2010/11/24
    やっぱりちょっともっさっと。 『ベッドタイム・ストーリー』01 #roudokukan
  • 元長柾木『星海大戦』第一部 序章 相克の星海 Illustration/moz | 最前線

    元長柾木が放つ、渾身のスペースオペラ!10年代の文学シーンをリードする「星海社SF」ムーブメントの幕開けを、“たった今”あなたは目撃する————。 人類社会全体が一つの紀年法によって統一される瞬間は、地球という一天体の地表のみで人が生を営(いとな)んでいたあいだにはついにおとずれなかった。 人が生まれ育った場所からほとんど移動することもなく一生を終えていた時代においてはもちろんのこと、鉄道が大陸を横断し、航空機が大洋をまたぎ、通信網が張りめぐらされ、マスメディアが画一的なイメージを大衆に伝え、ネットワークが個人を人類社会全体と連結して――人と情報と資が国家の枠を超えて地球上をゆきかい、単一の経済的有機体が地球を覆いつくして文化や言語を平準化してもなお、紀年法の統一はなされなかった。 大宗教において重要事件の起こったとされる年を元年とする、キリスト紀元や仏滅紀元やヒジュラ暦。世俗の王朝の開

    元長柾木『星海大戦』第一部 序章 相克の星海 Illustration/moz | 最前線
    yokomura
    yokomura 2010/09/15
    新任艦長の就任から2ヵ月、もはや見慣れた対立の場面だったが、この2人が《連星(バイナリスター)》として歴史のなかで演じる情景を、モニカ・スカラブリーニは予見しえてはいなかった。 #seikaitaisen
  • 虚淵 玄『金の瞳と鉄の剣』第一回 Illustration/高河ゆん | 最前線

    竜と剣、そして目くるめく魔法の世界。ファンタジーの王道中の王道に颯爽と挑むスーパータッグ、虚淵玄×高河ゆん! 2010年、ファンタジーの歴史に新たな一章が刻まれる……。最新&最高の“バディもの”がここに! 白い霧は先を進むほどに濃くなり、タウとキアの行く手を阻(はば)むようになった。周囲に水気は全くないというのに、まるで沼地に迷い込んだかのようだ。 この霧が、普段は遥(はる)か頭上に「雲」として仰ぎ見ているものなのだと思うと、タウは不思議な感覚に囚(とら)われる。山岳を越える旅では、いつものことだ。 「――引き返す気は、ないんだね?」 背中にかけられたキアの言葉に、いい加減タウはうんざりきた。もう何度同じ遣(や)り取りを繰り返しているか知れないというのに。 「そこまで嫌なら、お前一人で帰ればいい」 「嫌、か。……うん、確かに嫌ではあるんだが」 そうは言いつつ、淡々たるキアの口調には感情の色

    虚淵 玄『金の瞳と鉄の剣』第一回 Illustration/高河ゆん | 最前線
    yokomura
    yokomura 2010/09/15
    ちょっと読んでみた。 RT 最前線 | 虚淵玄『金の瞳と鉄の剣』第一回 #kin_tetsu
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