タグ

ブックマーク / blog.tinect.jp (37)

  • コンサルタントだった頃学んだ「議論がうまい人」とそうでない人の5つの差異。

    コンサルタントをやっていたころ、「議論」を見る機会がよくあった。 「見る」といったのは、私が議論に参加することは殆どなかったからだ。 というのも、コンサルティングには 「お客さんとは絶対に議論するな。お客さん同士で議論してもらえ」 という原則があり、私はそれを忠実に守ったのである。 そのため私は、第三者として、様々な会社で、多くの議論を見る機会に恵まれた。 そこで一つ気づいたことがある。 「議論のうまい人」と「議論がへたな人」は、非常にはっきりと分かれるのだ。 「議論」とは何か 当然、人によって議論に抱くイメージは異なるだろうから、まずハッキリとさせておかなければならないのが、「議論」の定義だ。 広辞苑にはこのように書かれている。 【議論】 互いに自分の説を述べ合い、論じ合うこと。意見を戦わせること。またその内容。 (広辞苑第六版) 私が見てきた議論の殆どは会議やディスカッションなど、 「

    コンサルタントだった頃学んだ「議論がうまい人」とそうでない人の5つの差異。
  • 「運動は体に良いと言ったな。あれは嘘だ。」 | Books&Apps

    運動は身体によいと思っている人もいるだろう。実はそれは真っ赤な嘘だ。 スポーツ健康法は幻想だ。データ上でも、激しい運動を行ったスポーツ選手の寿命は、一般的な寿命と比較して6~10年ほど短いとされている。人生が80年と仮定すれば、スポーツマンはなんと一般人よりも一割も寿命が短いのである。 「それは極端な運動を行っている人の場合であって、ほどほどに運動している人は健康なんじゃないの?」 そう思う人もいるだろう。しかし残念ながら現実はそう簡単ではない。 データの上では、最も平均寿命が長いとされている人達は東洋の僧侶だ。彼らの生活の特徴は、激しい運動はせずに一日中座ってお経を唱えた生活を行い、かつ生活は質素だという事があげられる。 この東洋の僧侶を現代の「適度な運動」をしているという人達と比較すると、あくまで傾向ではあるが長寿だという。 実はかなり前から判明しているのだが大規模なデータを分析した

    「運動は体に良いと言ったな。あれは嘘だ。」 | Books&Apps
  • 圧倒的に日本より早い。中国やインド、そして途上国における電子マネーの普及スピード。

    こんにちは。日植物燃料株式会社、代表の合田です。 皆様、お元気でしょうか。 最近、アフリカでの電子マネーの普及の勢いは非常に目覚ましいものがあります。 ↓こんな具合です。もちろん手にしているのは、VISAカード……ではなく、弊社の電子マネーです。 ちなみに、電子マネーはこんな感じで運用されています。 ちなみに、ここは未電化区域なので、「発電機」で電気を起こして、電子マネーのシステムを動かしています。 一見非力なシステムに見えますが、これで十分実用的なのです。 もちろんこれはモザンビークだけの話ではありません。発展途上国においては「現金」は主役を追われつつあります。 発展途上国では「現金」が死につつある 「途上国では現在、キャッシュレス化が進んでいる」とアーメッドは言う。いまでは、彼の出身地であるソマリランドの都市に行けば、何カ月も現金を触ったことがないという住民もいるという。 「かつては

    圧倒的に日本より早い。中国やインド、そして途上国における電子マネーの普及スピード。
  • 「物事がうまくいかないときは、前提をうたがうべき」という癖付けがされている人は強い。

    ネットでの相談が目に飛び込んできた。 私は正社員になりたくて就職活動をしています。 就職活動を1年間してきましたが、事務の内定を取れません。 このままだとまずいということはわかっているのですが、最近では、就職活動を頑張る気が起きません。もうやめたいとすら思ってしまいます。 非正規雇用で働いていたばかりに悲惨な現状にあるという話は、ネットにいくらでも転がっていますね。それを見ると20代のうちに正社員にならないといけないと思うのですが、やる気が出なくて困っています。 厳しい言葉でもいいので、どうすべきか教えてください。 もし当のことであれば、相談者のことをとても気の毒に思う。 だが、気の毒に思うのは「内定を取れない」ことに対してではない。1年以上も同じことを繰り返して、「前提を疑うこと」ができなくなっていることにである。 例えば、あるIT業の会社での話だ。 受託開発をしていた彼らは納期遅延と

    「物事がうまくいかないときは、前提をうたがうべき」という癖付けがされている人は強い。
  • 体育会系の部活は、なぜサークル、同人よりも強固な組織を築けるのか。

    「稚拙な体育会系」に関してのツイートがちょっと面白かったので、紹介する。 「体育会系から排除されたオタクが集団作ったらさらに稚拙な体育会系を構築する」図は結構見てきたので過去味わった辛酸は忘れないように努めている。体育会だから、オタだからどうこうって事実は一切ないね。権力が発生したら人間簡単に同じことになる。むしろノウハウがないだけヲタのほうがひどい。 — メノコマキリ@WF5-15-1 ぬこパン (@menokomakiri) 2017年5月6日 このツイート主が述べる 「体育会系から排除されたオタクが集団を作ったらさらに稚拙な体育会系を構築する」 という現象が、普遍的かどうかはよくわからない。 だが確かに「権力の扱いが稚拙な組織」が存在するのは事実だ。 実際、権力は適切な取扱をされなければ容易に堕落し、構成員を不幸にする。 したがって、人が集まって「権力」が発生する場所には、必ず「マネ

    体育会系の部活は、なぜサークル、同人よりも強固な組織を築けるのか。
  • 「生産性向上」とは「効率化」とは全く異なる。その理由。

    こんにちは。株式会社ネットプロテクションズ、執行役員の秋山です。 昨今、政府主導で進められている「働き方改革」に絡んで、生産性というテーマが大きく取り上げられることが増えたように感じます。 もちろん弊社でも「生産性向上」は創業時代からの大きなテーマです。 しかし、ニュースなどを見ていると、世間一般で言われる生産性と、私共が思う生産性とが少々い違うところも多いように感じます。 それはひょっとして、「生産性向上」という言葉と「効率化」という言葉が、同一視されているからかもしれません。 しかし、この2つは全く異なる概念だと考えています。 なぜこのようない違いがあるのか、何が生産性の質なのか、今回はそんな話を書いてみたいと思います。 「生産性が高い」とは何を意味しているか 議論はまず、言葉を定義するところから始めたいと思います。 最初にはっきりとさせたいのは、「生産性が高いこと」が、一体何を

    「生産性向上」とは「効率化」とは全く異なる。その理由。
  • ここ100年、人類のIQは上がり続けている。では、具体的にどのように「賢く」なっているのだろうか。

    人類は賢くなり続けている、という研究結果がある。 これは、オタゴ大学のジェームズ・R・フリンが発見した事実で、「フリン効果」と呼ばれる。 「なぜ祖父母世代よりもIQが高いのか」というテーマで、TEDで講演も公開されているので、興味がある方はご覧になると良いだろう。 さて、精神科医で筑波大学教授の斎藤環氏は、フリン教授の研究について、次のように述べている。 人類の知能は向上し続けています。少なくとも、知能指数(IQ)のスコアが、過去100年にわたって上昇を続けているのは事実です。 この現象は「フリン効果」として広く知られています。ニュージーランドにあるオタゴ大学政治学部のジェームズ・フリン名誉教授が最初に提唱した現象だからです。 フリン教授は35カ国から知能検査のデータを収集し、多くの国でIQスコアが世代にわたって上昇しているという事実を発見しました。知能の上昇を示すデータはほかにもあります

    ここ100年、人類のIQは上がり続けている。では、具体的にどのように「賢く」なっているのだろうか。
  • 「欲しかったけども手に入れられなかった何か」をきっかけにして、人は怒る。 | Books&Apps

    人は色々なことで怒りを感じる生き物だ。けれど何が怒りの根的な原因なのかについてを、しっかり理解している人は少ない。 例えば、人が怒っている例を具体的に出すとこういう感じだ。 「お金の話をするだなんて汚い」 「そんな事いうなんて、失礼でしょ」 様々な場面でよく聞くこれらの言葉だけど、この汚いとか失礼という単語は、一体何を示しているのだろうか? 今日はこれらの正体について書いていこうかと思う。 「自由」と「平等」を毀損されると人は怒る 「自由」と「平等」。これが人権の基礎だ。何者にも束縛されず、また何者もが不当な差別を被らない。基的人権とはこの2つが成立する事とほぼ同義である。 それ故に、仲間内においてこれらが毀損されると人は物凄く不機嫌になる傾向がある。 仕事空間では上司や部下といった”建前”をキャラクターの一種として割り切ることで身分差を受け入れる事ができるけど、来平等であるはずの友

    「欲しかったけども手に入れられなかった何か」をきっかけにして、人は怒る。 | Books&Apps
  • 問題を指摘するだけで改善案を出せない専門家、「重箱の隅おじさん」の話

    つい先日、あるwebマーケティング会社の方々から、 「社外の専門家を雇ったのだけど、当にうんざりした」 という話を聴いた。 「なぜ?」とお聞きすると、 「とにかく仕事ができないので、チームの雰囲気を悪くする。」 という。 しかし、当然ながら 「仕事ができない専門家をなぜ雇ったのか?」 というギモンが浮かぶだろう。 私はそれを聞いた。すると彼らは、 「いや、知識だけはすっごいあるんですよね。分析ツールとか、統計とか。異常なほど詳しい。も出したりしている。」 「なるほど。ではなぜ「仕事ができない」と感じたのですか?」 「その人さ、問題を指摘するだけで、全然改善案を出せない専門家なんですよ。」 「そういうことですか。」 「例えば、webサイトを見て、あそこが悪い、ここもダメ、っていう指摘はめちゃめちゃうるさいんですよ。でも、「じゃあどうすれば改善しますか?」と聞くと、何も出てこない。」 「な

    問題を指摘するだけで改善案を出せない専門家、「重箱の隅おじさん」の話
  • 今、人材市場で「コンサルティングファーム出身者」が非常に優遇されている理由。

    こんにちは。コワーキングスペース「BasisPoint」の運営をしております、AscentBusinessConsulting代表の北村です。 現在、人材市場で「コンサルティングファーム出身者」が非常に優遇されている事をご存知でしょうか。 もちろんそれは、需要に対して供給が少ないからですが、一体なぜ、このような状況になっているのでしょう。 紐解いていくと、興味深い世相が浮かび上がります。 ******* 少し前から、「人口減少社会」が何かと取り沙汰されるようになってきました。 総務省の情報通信白書によれば、日の人口はわずかこれから40年で、8600万人程度まで減るそうです。 驚異的なペースでの減少です。 少子高齢化の進行により、我が国の生産年齢人口は1995年をピークに減少に転じており、総人口も2008年をピークに減少に転じている。 総務省「国勢調査」によると、2015年の総人口(年齢不

    今、人材市場で「コンサルティングファーム出身者」が非常に優遇されている理由。
  • 昇給は、できるだけ小刻みに、不平等に行うこと。そうすれば従業員の幸福を長く保てる。

    もしあなたが経営者、もしくはマネジャー、管理職であれば、従業員の幸福度には関心を持たざるをえないだろう。 なぜなら、「幸福な従業員」は、高いパフォーマンスと関係があると、多くのエビデンスが示しているからだ。 幸福度の高い労働者ほど生産性が高いのか?(独立行政法人経済産業研究所) 実験室の中での研究や実世界で得られるエビデンスはいずれも従業員の健康に注意を払うことは企業にとって有益であることを示している。 幸福感は努力を促し、質に影響を及ぼすことなく生産量を拡大し、生産性が向上するようである。一時的な幸福感の上昇や根底にある幸福感の長期的な変化は生産性向上と関連している。 先日の記事においても、幸せな人でなければ、だれかを幸せにはできない、という話が述べられていた。 全くそのとおりであると思う。 “Happy people make happy horse.” 自分自身がまず幸せじゃないと、

    昇給は、できるだけ小刻みに、不平等に行うこと。そうすれば従業員の幸福を長く保てる。
  • なぜそのマネジャーは「いつまでも成長しない部下は、見限ることも大事」と言ったか。

    一般的に、人材育成の世界では 「辛抱強く人を育成することが大事である」 と言われている。 私も昔、人材育成を主たる商材とした会社にいたことがあったので、よく分かる。 だが、営業していると時折、 「人材育成を辛抱強く?そんなのキレイ事だし、効果ないよ。」 とバッサリ斬る人もいた。 そのうちの一人が、ある気鋭のwebサービス会社のマネジャーだった。 ———————— 当時、私は人材育成に関して深く洞察をしていたわけではなく、 「なんとなく、人は辛抱強く育成することが大事」と思い込んでいた。 しかし、そのマネジャーは私に冷水を浴びせた。 「意味ないでしょ。いいですか安達さん、いつまでも成長しない社員は、見限ることも大事なんです。」 と彼はいう。 彼は、エースのエンジニアであり、人を育てる立場のはずだ。 私は彼に言った。 「いえいえ、人は急には成長しません。ですから……」 マネジャーは私の言葉を遮

    なぜそのマネジャーは「いつまでも成長しない部下は、見限ることも大事」と言ったか。
  • 人間の幸福は「健康でいたい。モテたい。お金が欲しい。人から尊敬されたい。」に集約される。

    僕は業で医者をやっているのだけど、こういう立場になってみると、健康というものがいかに人の精神状態にとって大切かという事がよくわかる。 どんなにお金があろうが、どんなにモテようが、その幸せを享受するための土台としての健康が損なわれていたらどうしようもない。 健康は人の基盤だ。くれぐれも自分の身体は大切にいたわってあげるべきである。 とはいえいくら身体が健康そうでも、あまり幸福そうでもない人がいるのも事実だ。幸せというのは手に入れるのが難しい。みんなが欲しがっているものなのに、それを手に入れている人の数は驚くほど少ない。 最近、様々な実例を観察した結果、人間の幸福についての概略図のようなものが頭の中でまとまってきたので、今回は幸福について書いていこうかと思う。 人間の幸福モデル 多くの場合、人の幸せは大体以下の図のような形で規定されている事が多い。 これだけだと何のことかわからない人もいるだ

    人間の幸福は「健康でいたい。モテたい。お金が欲しい。人から尊敬されたい。」に集約される。
  • 「こんなこと当たり前だ。いわなくてもわかるだろ?」と言われたけど、私は知らなかったこと。

    社会人になりたての頃、 「こんなこと当たり前だ。いわなくてもわかるだろ?」 と、先輩によく言われたものである。 しかし、その「当たり前」が意外と当たり前ではなかったりするから会社は怖い。 「そんなにあたりまえかなぁ?」と思うものもかなりあった。 だが、大事なことに限って、はっきり言う人はいないし、明示されることもあまりないので、「知らない人」は不利益を被る。 今回は、会社で聞かされた、そんな話を集めてみた。 1.他者の評価は、自己評価より遥かに重要 「他人がどう思うかなんて、関係ないんだよ!」 とマンガの主人公はカッコよく言うが、組織の中では現実はそれとは正反対である。 むしろ正反対だからこそ、主人公はそう叫ぶのだろう。 先輩は逆に、こう言った。 「お前がどう思うなんて、これっぽっちも意味が無いんだよ。」 組織で仕事をするにあたって最も重要な価値観は、「上司」と「客」がなんと思うかである。

    「こんなこと当たり前だ。いわなくてもわかるだろ?」と言われたけど、私は知らなかったこと。
  • 1億3,000万円の赤字から8年かけて、 流通総額1,400億円、累計で1億人のユーザーを突破した会社の話。

    ホーム > 1億3,000万円の赤字から8年かけて、 流通総額1,400億円、累計で1億人のユーザーを突破した会社の話。 こんにちは、株式会社ネットプロテクションズ、代表の柴田紳です。 弊社は、コンビニ後払い決済サービスの「NP後払い」を運営する会社です。 「コンビニ後払い決済」はあまり日常的に使われる言葉ではありませんが、ECサイトを日常的にご利用であれば、コンビニで代金を支払ったことがある方も多いのではないでしょうか。(参考:導入事例) 表に出ることはあまりありませんが、言うなれば、ECサイトにおける決済の一角を担う、「縁の下の力持ち」的存在であり、現在、弊社が取り扱う流通総額は1400億円を超え、累計で1億人以上の方にご利用を頂いています。 しかし、今でこそ主力事業が利益を十分に生み出せる状況となり、BtoB領域においても順調に事業を成長させることができていますが、ここまでに至る道の

    1億3,000万円の赤字から8年かけて、 流通総額1,400億円、累計で1億人のユーザーを突破した会社の話。
  • 「給料が安いから、評価されないから」と言って仕事で手を抜くと、あとで困ったことになる。

    「給料上がらないし、評価されないから適当にやってるの。」と、知人は言った。 「こんなに安い給料で、真面目に仕事やってらんねーよ。」と、若手社員も飲み会で愚痴った。 —————- 友人はそれを聞いて言った。 「なあ、おれ、ああ言うセリフを聞くたびに、なんか違和感があるんだよな。」 「どんな?」 「待遇が悪いから、手を抜いたり、真面目にやらなかったり、って、言うことがさ。」 ふざけて言ってるのかと思ったが、彼は笑っていなかった。 「ふーん、なんで?そう言ってる人、多いと思うけど。」 私が切り返すと、彼は 「多分、そういうことをしていると、自尊心が失われていくというか……ますます「カネで買われている」という気持ちが強くなるんじゃないかな。」 「自尊心。」 「例えばさ、俺、小学校の時、絶対に勝てない勝負をさせられた。」 「何の?」 「リレーのアンカー。クラスの中ではおれが早かったけど、隣りのクラス

    「給料が安いから、評価されないから」と言って仕事で手を抜くと、あとで困ったことになる。
  • タスクをどんどん遅延させてしまう人に、何故遅延させてしまうのかヒアリングした時の話

    何度か書いていますが、しんざきはシステム関係の仕事をしており、今はそんな大きくないチームの責任者です。自分でも色々作業しますが、一応マネジメントもする立場です。 今とはまた違うチームにいた頃、チームの統合・再編成が行われたことが何回かありました。 チームメンバーは増えたり減ったりしますが、大体毎度、新しいメンバーを何人かは見ることになります。 当たり前のことですが、知らないメンバーと一緒にやっていく際には、まずその人にどんなタスクを振るか、どうタスクを振るかを考えないといけません。 何か新しい技術に触れていくならどのようにスキルのキャッチアップをしてもらうか考えないといけませんし、引き継ぎがあるなら引き継ぎの計画を立てなくてはいけません。 だからチームの再編成の時には、格的に仕事を始める前に、それぞれのメンバー、及びそれぞれのメンバーの以前の上司に必ず面談とヒアリングをします。いや、別に

    タスクをどんどん遅延させてしまう人に、何故遅延させてしまうのかヒアリングした時の話
  • 「俺が理解できないのは、お前の説明が悪いからだ」と言う人々について。

    ある会社にて。 上司に「お前の説明はわかりにくい。イライラする。」と、怒られていた人がいた。 それを見て、少し思い出したことがある。 ——————- 大学を卒業し、働き始めて、最もカルチャーショックを受けたことの1つが、 「俺が理解できないのは、お前の説明が悪いからだ」 と言う論理だ。 具体的に言おう。 ある時、私の同僚が上司から「皆の前でグループの施策を説明せよ」と、言われた。 同僚は残念ながら、あまり説明がうまくない。話が前後したり、話題の大小関係も整っていない。 私は正直、よく理解できなかったので、その同僚にもう少し詳細の説明を求めるべく、質問をしようとした。 その時、上司は言った。 「全然わかんねー。おい、何を言ってるのかわかったか?みんな。」 皆、沈黙をもってそれに答える。 おそらく皆もわかってないのだろう。 上司は言った。 「最低の説明だな。もっとわかりやすく話せ。」 同僚はさ

    「俺が理解できないのは、お前の説明が悪いからだ」と言う人々について。
  • なぜ「ヒアリング」をしただけで、その人の実力がある程度わかるのか?

    コンサルタントをしていた頃、仕事の一つに、「ヒアリング」があった。組織で働いている人に聞き取りを行い、その企業と業務をより深く理解するために行うものだ。 もう15年以上にわたり、何百、何千という人へこの「ヒアリング」を行ってきた。 そして先日、この「ヒアリング」に関して、ある方から 「コンサルタントは、ヒアリングをなんのためにやっているのか?」 と聞かれた。 別に隠すほどのものでもないので、「業務、人間関係、文化の理解」「課題の発見」など、一般的なことを答えたが、 「当にそれだけか」と改めて問われた。 どうやら、会社にコンサルタントが入ったらしく、色々と聞かれるとのこと。 意図がわからないので、どこまで正直に答えてよいのかわからないらしい。 「そのコンサルタントが同じ考え方でヒアリングしているかは、わからないよ」 とお伝えしたが、「それでもいい、参考に」というので、少し話をした。 実は、

    なぜ「ヒアリング」をしただけで、その人の実力がある程度わかるのか?
  • 新しい発見を求めるなら、積極的に『自分はこういう経験をしてきた。だからこう思う』と人に話そう。

    先週、映画『パッセンジャー』を見た。といっても映画の批評を書くつもりはない。映画をきっかけにした話がしたいだけである。 さて、『パッセンジャー』はSFとしてはいかがなものかと否定的なコメントが多い一方、演技や美術は絶賛されているらしい、という話を聞いた。 私は「おもしろかった」「こわかった」「女優さんがきれいだった」という(幼稚園児には失礼ながら)幼稚園児レベルの感想しか抱けなかった。 ただ、1つだけ考えさせられることがあった。それが何なのかは書くとネタバレになってしまうので書かないが、一言で表すと「倫理」について考えさせられた。 倫理といえば「トロッコ問題」が有名である。説明をWikipediaに頼ると、トロッコ問題は 「ある人を助けるために他の人を犠牲にするのは許されるか?」という倫理学の思考実験 である。ハーバード白熱教室でも話題になった思考実験なので知っている人も多いだろう。知って

    新しい発見を求めるなら、積極的に『自分はこういう経験をしてきた。だからこう思う』と人に話そう。