ポンピドゥー・センターはフランスにある総合文化施設だ。美術館、音響研究所、図書館などが入っている。芸術の街であるパリはやはり、芸術に関して幅広く手厚く支援を行っている。2002年に創設された現代美術プロジェクト(le Projet pour l’art contemporain/PAC)は学芸員とコレクターが共に作品購入を直接決定するという独創的な運営方法である。 今回兵庫県立美術館にて行われている本展は、監修者である国立近代美術館グラフィック・アート室長のヨナス・ストルスヴが創設からの10年間で特に代表的なものを選出した。 本展はイントロダクションとフルーツ・オブ・パッションの二部編成となっている。第一部のイントロダクションは現代美術の巨匠たちの作品の展示である。現代美術は難解な作品だというイメージはあるが、タッチや絵の具の色ひとつひとつに作家の情熱がふんだんに込められている。その繊細な
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