昨年の今頃、私より二回りは若い日本人の友人と、Fika(お茶を飲んでおしゃべり)をしていた。彼女はこの1年ほど前に渡欧し、スウェーデン人のボーイフレンドと一緒に住んでいる。 化粧は濃くはないが、つけまつ毛をし、エクステンション(つけ毛)もたまにし、鮮やかでアートなつけ爪もしており、おしゃれに関心がない私とはあらゆる意味で正反対だ。周囲の人には、恐らく「仲良しの母娘」に見えているだろう。 ある日突然、消えるようにいなくなる人たち 日本にいたら恐らく接点を持つことはないであろうこんな人たちとも、日本人が希少な土地では「日本人どうし」というだけの理由で、一緒に買い物をしたりランチを食べたりできてしまうのだ。