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  • 「会田誠の《犬》シリーズは首輪をとったら普通のヌードだ」:佐々木豊 - ART TOUCH 絵画と映画と小説と

    佐々木豊氏という画家がいる。国画会の重鎮らしいが、私の知っているのはインタービューの名人としての佐々木豊だ。今はたぶん画壇の実力派のボス的存在で、怖いものはないのだろう、絹谷幸二のマンネリ化や千住博の画壇遊泳術にそれとなく触れ、山容子や松井冬子の美人画家にも手をゆるめない。貴重な目利きといえるだろう。 佐々木豊は若い頃からインタービュアや作家訪問記のアルバイトをしている。そのときからの習慣で、取材対象の作家の資料は、今でも手に入る限り目を通しているそうだ。その努力の成果がよく現れているのが会田誠のインタービューだ。誰もが聞きたい下世話な話に見せながら会田誠の芸術の核心に迫っている。 しかし、驚いたのは、「《犬》シリーズは首輪を取ったら普通のヌードだ」という発言だ。手に入る資料を全部読んだのなら、会田誠が《犬》シリーズはライフワークだと言っていることも知っているはずだ。会田誠はいつもの得意

    yoshihiroueda
    yoshihiroueda 2015/02/24
    佐々木豊氏の作品、ここで言及されている北斎の作品を見てみようと思う。
  • 村上隆の《おたく》 と 田中功起の《バラエティ》 : 「芸術における協働の問題」(改題)- ART TOUCH 絵画と映画と小説と

    奈良美智の「制作風景」のビデオ(注1)には「制作学(術)」の真髄がある。 奈良は絵師と彫師と摺師を一人でやってのける。たとえば、彼はいろいろな方法で線を描く。筆を長く持って、腕を伸ばして描いた少女の顔の輪郭線を、内側と外側から刷毛の角を使って整える。はみでた絵具をティッシュで拭き取ることもある。この方法は彫師が一の線を彫るために、両側から二の輪郭線を彫る方法と似ている。絵師が大雑把に描いた櫛の目や髪の毛を彫師が一ずつ細密に彫っている。 奈良は摺師の技法も使う。薄いアクリル絵具を下の色も見えるように重ね塗りしたり、アクリル絵具をティッシュや刷毛で伸ばしたり、擦ったりする。奈良は「これは化粧です」と言っているのだが、摺師の「重ね摺り」や「ぼかし摺り」の技術に通じる。浮世絵師たちが分担してやっていることを奈良は一人でやっているわけだ。 いまここで問題にしたいのは、田中功起がインタビューで提

    yoshihiroueda
    yoshihiroueda 2014/10/20
    「バラエティ」はどういうイメージかな。無人島生活やダッシュ村みたいなものか。例として松本人志が出てくるけど見たことがないのでよくわからない。
  • ART TOUCH 絵画と映画と小説と - 【上野の森美術館大賞展】③: 佐藤順子《1年D組》と会田誠《灰色の山》 詰襟と背広

    柿栖恒昭は絵画表現を「表情表現」と「その他の表現形式」の二つに大きくわける。そして、その他の表現形式というのはセザンヌの「モーメント表現」、マチスの「パターン表現」、マグリットの「意味表現」、ジョーンズの「素材表現」の四つで、どれにも表情表現がなく、無表情だ。表情があると自分たち独自の表現形式の邪魔になるからだ。(注1) 佐藤順子はマチスが好きだという。マチスの好きな女流画家は多いけれど、マチスを理解している画家は少ない。三岸節子の赤は表情があるし、辰野登恵子の抽象画には重さがある。 佐藤順子が最初に気付いたマチスの「無表情表現」は色彩ではなく、顔と手足の省略だった。顔はへのへのもへじになり、しまいにノッペラボウになった。手足も省略され、指は数の線になった。顔と手にはもともと強い表情があるので、視線が惹きつけられるのを避けるためだということはすぐに理解した。 佐藤の《1年D組》と会田の《

    yoshihiroueda
    yoshihiroueda 2014/03/26
    「表情表現」に関して。
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