インターネット上では賛否両論のコメントが交わされたが、筆者はこのような組織風土は、事業継続性や働く人たちのエンゲージメントなどの観点でも、大いに問題だと捉えている。 日本の組織文化のウェットさと闇が垣間見え、正直「公私混同甚だしい」「危機感がまるでない」と、ある種の情けなささえ感じている。 責任を個人に押し付ける、不健全な組織構造 新型コロナウイルスのような感染症の罹患は、ほとんどが自己管理では避けようがない「他責」要因によるものであろう。 家族の人数が多ければ、その分罹患リスクや外出自粛になるリスクも高い。特に感染力が強いとされているオミクロン株においては、かかるかかからないかは「もはや運次第」のような状況と推察できる。 もちろん、明らかに自己管理が足りない人については責める余地もあろう。しかし、多くの人がうがい、手洗い、マスク着用など日常生活を送りながら罹患防止に努めている状況において
![井の中の蛙「コロナ感染、菓子折りで謝罪せよ」――日本のおかしな組織文化](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bb09f1d323c5a3284dd6884245d2404f73af880d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fbusiness%2Farticles%2F2203%2F10%2Fcover_news009.jpg)