2日午前8時ごろ、山梨県の大月市と甲州市にまたがる中央自動車道上り線笹子トンネルで崩落事故が発生した(朝日新聞)。複数の車が巻き込まれ、火災なども発生。死傷者も確認されている(読売新聞)。 崩落したのはトンネル内の天井板で、1.2×5メートル、厚さは8もしくは9センチメートルというサイズ。一枚の重さは1トン以上という。天井板の上側は換気用の空間となっており、天井板は長さ約5.3mの吊り棒でつり下げられているが、この棒がなんらかの原因で落下して崩落につながったようだ。 笹子トンネルは完成から30年以上が経過しているが、日経新聞によると、この事故は「異例の事故」だそうだ。9月の詳細点検および11月末の点検では天井板の確認も行われていたが、異常は確認されていなかったという。ただ、詳細点検時にトンネル最頂部の打音点検は行われていなかったという。 この事故により、中央自動車道は大月ジャンクションと勝