岩波書店の『科学』3月号が、『教育を変える脳科学』という特集をしている。 一昨日の文部科学委員会で、「教育再生会議と脳科学」の関連を質した際に参考にした。特集にあたって、理化学研究所脳科学総合研究センターユニットリーダーの津本忠治さんは、この特集について次のように述べている。 脳科学の知見から教育や子育への示唆を得ようとする試みは有意義な場合もあるが,誤解あるいは拡大解釈にもとづいている場合も多い.子どもは,複雑で多様な自然および社会環境の中で育っていく存在である.したがって,子どもの心身を健やかに発達させるには,多種多様な脳機能を偏らずに十二分に発達させることが望ましいと思われる.偏りのない全人的な教育への配慮が不可欠であろう。(津本忠治) この特集記事の中で、専門家やジャーナリストが『神経神話が問いかけるもの』という座談会を開いていて、よく論点がまとめられているが、、座談会の後で、 『
情報保全隊というのは、かなり新しい組織で、2002年の第154回国会で防衛庁設置法及び自衛隊法の一部改正案として提案・可決され、編成されたもの。そのときの国会質疑の際、中谷防衛庁長官は、情報保全隊の情報収集対象として「あらかじめ防衛秘密を取り扱う者として指定をした関係者のみに限定する」と明言している。ビラまきやデモに参加した一般市民が「防衛秘密を取り扱う者」と解釈するのはいくらなんでも無茶苦茶である。つまり、今回発覚した情報保全隊の調査は、国会答弁が明確にした範囲を完全に逸脱しており、違法、あるいは少なくとも脱法であることは疑いをいれないことになる。 詳しくは、以下に整理した国会審議からの抜粋を参照のこと。 【追記2007/06/10】 betelgeuseさんのブクマコメントによると、そもそも大臣答弁や附帯決議には法的拘束力がない、ということらしい。驚愕。>「付帯決議に法的拘束力は無い」
JCが歴史教育アニメ 授業での上映依頼 JCの作成したDVDの内容を批判するより、 「内容は一面的なところがあって多少違和感を持ったが、地元のJCは大切な存在だ」として受け入れた という校長判断の愚かさを批判するべき。 DVDの内容が逆のものであったとしても、教材として使用する場合に「一面的だ」と考えるのであれば安易に「地元の○○は大切な存在だ」という程度でそのDVDの使用を認めるべきではない。 この程度の判断で教育の内容を決めるのであれば、教師など必要ないし、「教育の独立」「不当な支配」など議論する必要も無い。 http://koyasu.jugem.jp/?eid=425で子安潤氏が 教えようとする内容を批判的に捉える眼差しだけがそこに欠けている場合、すべては無に帰していく。 と指摘している。「地元の○○は大切な存在だ」という程度で教育の内容を選択するという校長の判断は、すべてを無に帰
ひさしぶりの教育国会論戦を文部科学委員会で行った。先に触れたように「教育再生会議第2次報告」が6月1日に発表された。何度か読みにくい第2次報告の文章を読んでいて、妙に気になったのが「親学」は消えたが、「脳科学」という表記が残っていることだった。「脳科学」とはいったい何か、文部科学省の最新の認識を問いながら質問を開始した。 『教育再生会議第2次報告』 国は、脳科学や社会科学など関連諸科学と教育との関係について基礎的研究を更に進めるとともに、それらの知見も踏まえ、子供の年齢や発達段階に応じて教える徳目の内容と方法について検討、整理し、学校教育に活用することについて検討する。(提言1『全ての子供たちに高い規範意識を身につけさせる』) 国は、脳科学や社会科学などの科学的知見と教育に関する調査研究などを推進し、そこで得られた知見の積極的な普及啓発を図り、今後の子育て支援に活用する。(提言3『親の学び
「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧
下に書いてございます「教育3法改悪法案を廃案に!6・8緊急院内集会」にいってまいりました。30分遅れの到着だったのですが、会場に入ることができない位の人の集まりで、つまり盛況といってよい状態でした…って、「盛況」という言葉を使っちゃっていいのかどうか、問題が問題なだけに、分かりませんが。 まず不明をお詫びしなきゃいけないのは、教育関連三法案の審議過程を、結構しつこく追いかけているつもりでおりました。が、以下にあげます大事な論点について、すっかり見逃しておりましたこと、このブログにお越しくださる皆様にお詫び申し上げなくてはなりません。 大事な論点とは、上記集会での、自由法曹団の方からの教員免許の更新講習についてのご発言から考えさせられたものです。二つに分けて、オハナシします。以下、自由法曹団の方のご発言の忠実再現ではなく、これを受けてのannntonioのゴタクと思って読んでください。(1)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く