大阪市浪速区の歩道で男性2人がタンクローリーにはねられ死亡した事故で、大阪府警は24日、自転車で道路を無理に横断して事故を誘発させたとして、大阪市西成区玉出東1丁目、無職越智茂容疑者(60)を重過失致死容疑で逮捕し発表した。「車を確認しないで道路を横断した」と容疑を認めているという。 浪速署によると、越智容疑者は12日朝、大阪市浪速区日本橋東3丁目の国道25号で、周囲の車の有無を確認しないまま横断。左から走ってきたワゴン車に急な車線変更をさせ、ワゴン車を避けようと歩道に乗り上げた後方のタンクローリーにより男性2人を死亡させた疑いがある。 ワゴン車を運転していた会社員笹部正男容疑者(43)=自動車運転過失致死容疑などで逮捕=が「直前に自転車が右から横断してくるのが見えて、左に車線変更した」と説明。周辺住民への聞き込みなどから越智容疑者が浮上した。