県浜松土木事務所は二十三日、浜松市西区の遠州灘海岸に漂着した鉄球状の不審物を撤去した。不審物は約三百キロで、表面には刻印や型番などの文字は確認できなかった。中身を確認するために解体後、廃棄処分する予定。 午前九時からの撤去作業には、県職員と建設会社社員計六人が対応。不審物の突起部分にワイヤを取り付けた後、ショベルカーでつり上げながら、十トントラックの荷台に運んだ。廃棄まで浜松市内の建設会社に仮置きされる。 不審物は、漁や調査などに使われる鉄製のブイ(灯浮標)の可能性が高いとみられる。浜松土木事務所の福田達樹さんは「何らかのブイと推測している。撤去を終えてホッとしている」と安堵(あんど)の表情...