およそ3分1の確率で、出場32カ国が悲劇に襲われている。 21日までに消化された32試合(ちょうど大会の半分である)のうち、実に10試合で退場者が出ているのだ。 退場者を出した10チームのなかで、敗戦を逃れたのはわずかに3チーム。勝利が決定的な終盤にカカが2枚目のイエローカードを受けたブラジルと、キューウェルを欠きながらガーナと勝ち点1を分け合ったオーストラリア、そして途中出場した新鋭MFロデイロがわずか18分間で退場してしまったがフランスと引き分けたウルグアイである。残りの7チームは、対戦相手に勝ち点3を差し出すことになってしまった。 ゴールライン上で相手のシュートを阻止したキューウェルのようなケースであれば、どうにかして納得できるかもしれない。得点に直結する反則がレッドカードの対象となるのは、周知の事実だからだ。 監督や選手が割り切れないのは、主審によって判定基準が異なることだろう。試
![退場者続出の南アにおけるジャッジ。岡田ジャパンの意外な弱点がそこに!(戸塚啓)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/764b7510a3f282072be729940e3bb9dac969a142/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Ff%2F3%2F-%2Fimg_f395544736d54af3cb0aacb1771a0d15369431.jpg)