新・都市論ウェブ-TOKYO 第6回・六本木ヒルズ(後編)

「なぜ景気が悪い時代に、東京ではバブル以上の大規模再開発が出現するのですか？」 建築家・隈研吾はある日、素人代表・清野由美に問われ、言葉に詰まった。「失われた10年」を経て、社会が暗く停滞するにもかかわらず、東京では前代未聞の超高層ビルがにょきにょきと出現中だ。その実体のない高揚。複雑怪奇なねじれ。一体、今の東京で何が起こっていのるか。汐留、丸の内、六本木ヒルズ・・・核となるスポットを歩きながら、二人は東京再生をめぐる“思考錯誤”を繰り広げる。 第6回・六本木ヒルズ(後編) 超高層森タワーの太さは前代未聞 清野 隈さんは六本木ヒルズのどこを評価するのですか。 隈 ヒルズ型ソリューションの第一の特徴は、一本の異例なほど太い超高層ビルで、容積率の大部分を稼ごうとしたこと。超高層でこの太さは、本当に前代未聞なんです。で、超高層に容積を集約することで、周囲の住宅的環境に接する部分は、可

[ysadaharu]

「森ビルは不動産の分譲をしないことが経営ポリシー」。へー。

[crimsonstarroad]

「六本木ヒルズは、テレビ朝日が所有していた土地の有効利用を森ビルに相談したことが、再開発の端緒になった」