デフレを受けての政府の補正予算がまとまったが内容がなっていない。 雇用が創られない財政出動はあまり意味がないと何度も書いたが、この中で多少評価できるのは雇用調整助成金のみ。これが辛うじて失業者の増加ペースを緩和する効果があるだけ。国の借金が増えて、デフレ経済と低い税率のもと、誰かの懐に入っておしまいである。 エコカー減税やエコポイントも特定業種の雇用維持に効果はあるが、しかし結果として需要の先食いに過ぎないようなところもある。ハイブリット自動車の開発競争を促すならまだメリットありか。 大学生や高校生の職業支援みたいなところにジャブジャブお金をつぎ込むのは全く愚策。そもそもの雇用を増やさないのに職業紹介みたいなことに力をいれたって、景気は回復しない。 やはり公的支出の不足に起因して人不足の業種、お金さえつぎ込めば人を雇うような介護や、施設を整備すれば需要と供給の両方を掘り起こせる保育所、病院