尊師ローケーシャを礼拝したてまつり、知恵浅き門弟たちが世のなりわいの諸相を学ぶよすがに、『日本標準産業分類(平成14年3月改訂)』を解説しよう。 はじめ世界は混沌であった。種々の経済活動が分類されることなく、人々は日々せわしく暮らしていた。 そこにブッダがあらわれて言われた。 「分別あれ」 そのようになった。経済諸活動は、物の生産とサービスの提供に分けさせられた。ブッダはこれを見て、良しとされた。第一の日である。 ブッダは言われた。「物の生産の中に取得生産と加工生産あれ」 そのようになった。ブッダは取得生産を動植物と鉱物(採取・採鉱・探鉱)に分けさせられた。ブッダは動植物を陸と水(採取・採捕・養殖)に分け、陸を平地(栽培・飼育)と山林(育林・採取・採捕)に分けさせられた。 ブッダは、平地(栽培・飼育)における動植物の取得生産を農業と呼び、山林(育林・採取・採捕)におけるそれを林業と呼ばれた