サッカーの練習中に倒れ、昨年8月4日に心筋梗塞で亡くなった元日本代表松田直樹さんの命日に合わせ、AED(自動体外式除細動器)の普及に努める静岡市清水区の広告制作「エスクリエイト」(石川雅章社長)が5日、松田さんが最後に所属していたJリーグ2部(J2)松本山雅(長野県松本市)にAED1台を贈る。 松田さんの死後、日本サッカー協会が各大会でAED配備を求めるなど新たな動きがある中、松田さんと親交のあった静岡市清水区の関係者らが「悲劇を風化させてはならない」と連携し、寄贈の話を進めた。松田さんと同学年でJ1横浜マリノスの同期だった安永聡太郎さん(清水商高出)が代表を務める一般社団法人「松田直樹メモリアル」が仲立ちした。石川社長はAEDボックスに企業広告のラッピングを施す事業を3年前に始め、AEDの普及を後押ししている。同社は昨年、しずおか産業創造機構の経営革新激励表彰を受けるなどビジネスモデル