東京理科大学総合教育機構理数教育研究センターはこのほど、東京都・神楽坂の同学近代科学資料館内に、五感を使って数学の理論を実体験できる「数学体験館」を開設した。 さあ、算数・数学を体験しよう! 同館の館長は、数学者の秋山 仁氏。開設の目的は、高校までの理解不足を補う補習教育の強化。大学で数学の初年次教育を充実。さらに、学生の学習意欲や教育力向上、算数・数学の抽象的概念を分かりやすく伝えるための教具・教材等を開発し、学内外に発信することとしている。 同館は、「数学体験プラーザ」「数学工房」「数学授業アーカイブス」の3つから構成される体験的学習型施設となる。「数学体験プラーザ」では、小学校から大学までに学ぶ概念や定理・公式をハンズオンで学べる作品100点が常設展示される。「数学工房」では、数学的作品や教具を制作し、その成果を授業で活用できるようにする。「数学授業アーカイブス」は、蓄積された算数・