『ポストモラトリアム時代の若者たち』という本を読んでいる。3月にリバハチに行ったときに、管理人の方にオススメしてもらった本だ。まだ読み切っていないけど、なかなかおもしろい。 この本は、現代の若者の心理状態を的確に分析している。とくに、タイトルにもあるように、ポストモラトリアムという心理状態について詳しく書かれている。ポストモラトリアムとは、自己不確実感、無関心、自己責任、自立することへの不安、などといった現代の若者が抱える心理状態を表す言葉。 この本の第3章では、ひきこもる若者たちのメンタリティについて書かれている。この部分の内容がすばらしい。こんなにも的確に、ひきこもる若者の心理状態を分析している本はない、と思うほど。あまりにすばらしいので、ちょっと紹介したい。 筆者は、若者がひきこもりに至る道筋のなかで代表的なものを3つ挙げている。 1つは、いじめられ体験から。酷い暴力や中傷、または無
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