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  • 白球の“リアル”【第25話】「あせるなバッテリー!」の巻 ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~ - スタンドの記憶

    【目次】 ・前回<第24話「バックネット裏の“刺客”」の巻>へのリンクは、こちら。 第25話「あせるなバッテリー!」の巻 次回<第26話「」の巻>へのリンクは、こちらです。 過去話(第1話~第23話へのリンクは、こちらです。) stand16.hatenablog.com ・前回<第24話「バックネット裏の“刺客”」の巻>へのリンクは、こちら。 stand16.hatenablog.com 第25話「あせるなバッテリー!」の巻 ガッ。鈍い音を残し、打球はバックネット近くまで転がる。傍から見れば何てことのない、たった一球のファールボール。 イガラシは、思わず目を見張った。 「あのボールに、初見で当てやがった……」 一回表。右バッターボックスに入った箕輪の先頭打者は、華奢な体躯の選手だった。相手ベンチの声援から、上林という名前が聞き取れる。 対峙すると、思いのほか上背はあるものの、やはり体の線

    白球の“リアル”【第25話】「あせるなバッテリー!」の巻 ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~ - スタンドの記憶
    yukiMynn
    yukiMynn 2019/06/15
    30球は多すぎですね。打ち取った当たりがなく空振り三振かヒット性の打球という内容だと早晩行き詰りそうだし、ちょっとムキになってる感じもして心配です(笑)箕輪はプレーも態度も西将より掴みにくく部機器ですね
  • 香港の大規模デモについて、現地の友人と話したこと - nomolkのブログ

    ※6/15追記:逃亡犯条例の審議が延期されました。延期であって否決ではないので、現地では廃案になるまで運動を続ける予定だそうです。今後の最新情報をフォローしていくことは稿の目的と異なるのでしませんが、ひとまずこの記事は最新情報ではないということはここに明記しておきます。 今朝、香港に何人かいる友人とのグループチャットに、そちらの状況はどうか、というメッセージを送った。すぐに返事があって、きのう催涙ガスを浴びたところだという。それでも今日またこれからデモに出かけると言っていた。別の友人は昨日最前線に行って、料とグローブ(軍手?)を届けてきたのだという。詳しく聞けば聞くほど、状況はかなり悪い。気を付けて。何か役に立てることがある?と言うと、「とにかく現状を多くの人に知ってほしい。そのためにあなたの日語が役に立つ。」とのことだった。僕はおもしろ記事を書くのが仕事なので、政治について文章を書

    香港の大規模デモについて、現地の友人と話したこと - nomolkのブログ
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    yukiMynn 2019/06/14
  • 白球の”リアル”【第24話】<「バックネット裏の”刺客”」の巻> ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~ - 南風の記憶

    目次 目次 ※前回<第23話「消えたエース」の巻>stand16.hatenablog.com 第24話「バックネット裏の“刺客”」の巻 ※次回<第25話「」の巻>へのリンク ※第1話~第22話へのリンクstand16.hatenablog.com ※前回<第23話「消えたエース」の巻> stand16.hatenablog.com 第24話「バックネット裏の“刺客”」の巻 荒川球場。スタンドは、静まり返っている。 グラウンド上空に、灰色の雲が集まってきていた。湿気が纏わりついてくる。今朝の予報によれば、正午頃から雷を伴う雨となるらしい。 「これ、九回まで保ちますかね」 イガラシは、頭上を睨んで言った。 「ただ夏大を思えば、雨天時のゲームを経験しておくのは悪くないですけど」 「おまえ……よくそんな、先のことまで考えてられるな」 倉橋が腕組みしながら、呆れたように笑う。 「随分余裕じゃねぇか

    白球の”リアル”【第24話】<「バックネット裏の”刺客”」の巻> ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~ - 南風の記憶
    yukiMynn
    yukiMynn 2019/06/01
    佐野が登場!しかも幻の倉田君を引き連れて(笑)箕輪はどんなチームで、イガラシたちは彼らとの戦いで何を学ぶのか。佐野達の偵察にはどう対処するのか。谷口とイガラシに若干のスレ違いがあるのも気がかりで楽しみ。
  • 白球の”リアル”【第23話】「消えたエース」の巻 ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~ - スタンドの記憶

    目次 目次 ※前回<第22話「墨谷らしく」の巻>stand16.hatenablog.com 第23話「消えたエース」の巻 ※次回<「」の巻>へのリンク ※第1話~第21話へのリンクstand16.hatenablog.com ※前回<第22話「墨谷らしく」の巻>stand16.hatenablog.com 第23話「消えたエース」の巻 朝の陽射しが強さを増していく。墨谷ナインはそれを、木陰一つで辛うじて凌ぐ。 「美味いな、この牛乳。おかわりいいか?」 掌サイズの牛乳一パックを飲み干したばかりの横井が、まだ底の膨らんだ紙袋の中に手を伸ばす。 「オイオイ。そんな一気にたくさん飲んだら、腹壊すぞ」 倉橋の注意に、横井は「平気だって」とあっけらかんとして笑う。 「俺ガキの頃から、毎朝牛乳を三杯飲んでるんだ。おかげで……ホラ、背も伸びたし」 「それは羨ましいことよ」 三年生の中では小柄な戸室が、皮

    白球の”リアル”【第23話】「消えたエース」の巻 ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~ - スタンドの記憶
    yukiMynn
    yukiMynn 2019/05/25
    冒頭の場面に和みました。箕輪は西将とタイプは異なりますがエース欠いてセンバツ出場とはたいへんな強敵ですね。イガラシの投手起用についての谷口の微妙な態度の裏にはやはりこれがあったのかと納得。
  • 白球の”リアル”【第22話】<「墨谷らしく」の巻> ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~ - 南風の記憶

    目次 目次 前回<第21話「怪我の功名」の巻>へのリンクstand16.hatenablog.com 第22話「墨谷らしく」の巻 次回<第23話「消えたエース」の巻>へのリンクstand16.hatenablog.com 第1話~第20話へのリンクstand16.hatenablog.com 前回<第21話「怪我の功名」の巻>へのリンクstand16.hatenablog.com 第22話「墨谷らしく」の巻 合宿四日目、朝六時。グラウンドのホームベースを囲み、墨谷ナインは円座になる。 「昨日は、長い一日だったな」 キャプテン谷口が、静かに語り始めた。 「大きな試合をこなした後に、あえて通常通りの練習をこなした。体力的に、正直辛い部分はあったと思う。けどありがたいことに、誰も不満を口にしなかった。まぁこれは、半分諦めもあっただろうが」 周囲から、笑い声が漏れる。 「でも……それだけじゃなかっ

    白球の”リアル”【第22話】<「墨谷らしく」の巻> ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~ - 南風の記憶
    yukiMynn
    yukiMynn 2019/05/17
    そう、それが、中尾擁する東実との試合からこの方、墨高がずっとやってきたことですよね。谷口が気付いてくれてよかった…!そして箕輪は何をもたらすのか?楽しみにしています。
  • 白球の”リアル”【第21話】<「怪我の功名」の巻> ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~ - 南風の記憶

    前回<第20話「名将の分析」の巻>へのリンクは、こちらです。 stand16.hatenablog.com 第21話 「怪我の功名」の巻 学校に戻ると、墨谷ナインは休む間もなく、練習用ユニフォームに着替えた。 招待野球というイベントを消化したものの、まだ合宿は三日目。これから一時間程度の個人練習、シートノック、フリーバッティングと続く。夕後には素振りと、講堂にて基礎トレーニング。さらに部長の命により、二時間の勉強会。日程はぎっしりだ。 「イガラシ、ちょっと」 部室のドアノブに手を掛けようとしたタイミングで、谷口に声を掛けられる。 「はい」 「片瀬から聞いたが、これから彼の投球練習に付き合うそうだな」 「ええ……あっでも、ほんの二、三十分程度ですよ」 正規の練習に支障がないか懸念されていると思い、そうでない旨を伝える。 「ちゃんと、この後のフリーバッティングには間に合わせますから」 「うむ

    白球の”リアル”【第21話】<「怪我の功名」の巻> ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~ - 南風の記憶
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    yukiMynn 2019/05/11
  • 白球の”リアル”【第20話】<「名将の分析」の巻> ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~ - 南風の記憶

    ※前回<第19話「負けじゃない」の巻>へのリンクは、こちらです。 stand16.hatenablog.com 第20話 「名将の分析」の巻 「墨高諸君は、百も承知だろうがね」 折り畳み椅子に深く腰掛け、中岡は静かに語り掛けてくる。 「野球というのは……ふとしたことがきっかけで、試合の流れが大きく変わったりする。特に回の終盤は、それが顕著に現れる。とりわけ春夏の甲子園大会のように、舞台が大きくなればなるほどに、ね」 そういやぁ……と、イガラシは思い出す。 ――ばかが。終盤、思わぬ形でピンチを迎えるなんてことは、野球じゃありがちだろ。何を今さら、ウブに狼狽えてんだ。 高山も、監督と同じことを言っていたな。ああ見えて案外、素直に人の話を聞ける奴なのか。それとも……監督と同じ視点でモノを見れるほど、あいつが優秀なキャッチャーということなのか。 つい舌打ちをしていた。思い出すのも、考えるのも癪だ。

    白球の”リアル”【第20話】<「名将の分析」の巻> ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~ - 南風の記憶
    yukiMynn
    yukiMynn 2019/05/06
    前話に引き続き、西将の監督が戦術の裏に潜む意図をわかりやすく解説してくれる回。意外にオープンな人だったんですね(笑)というか高校野球の話をしたくてたまらない人というか…松下城東にも期待です。
  • <考察>谷原に、意外な”死角”あり!?――ちばあきお原作『キャプテン』『プレイボール』関連コラム④ - 南風の記憶

    原作『プレイボール』において、墨谷“最後の”相手となった強豪・谷原。 作中には、他にも川北や東実、専修館等が強豪校として描かれている。しかし、谷原はその彼らをも凌ぐ、さらに別格の存在だ。 なぜなら、他の強豪校が「シード校」ないし「甲子園にちょくちょく足を運ぶ」程度の描写であるのに対し、谷原は「甲子園でかつやくした」(文庫版『プレイボール』第11巻より)と書かれている。 つまり、谷原は単に甲子園常連というだけでなく、甲子園で「優勝を狙える」レベルの、まさに全国屈指の名門校なのだ。 ところが……その谷原に、実は“死角”がある。しかも、かなり分かりやすい部分に。 試合経過を、今一度振り返ってみよう。後半の谷原の猛打ばかりが印象に残るが、それまでは墨谷が優勢だった。相手が補欠だったから? それはそうなのだが、少し視点をずらせば、次のような事実が浮かび上がる。 つまり、谷原は「レギュラーと控えの差が

    <考察>谷原に、意外な”死角”あり!?――ちばあきお原作『キャプテン』『プレイボール』関連コラム④ - 南風の記憶
    yukiMynn
    yukiMynn 2019/05/05
  • <野球小説>白球の“リアル”【第19話】「負けじゃない」の巻 ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~ - 南風の記憶

    ※前回<第18話「イガラシ対西将バッテリー」の巻>へのリンクは、こちらです。 stand16.hatenablog.com 第19話「負けじゃない」の巻 島田が、やや体勢を崩しながら、七球目に投じられたカーブを打ち返した。西将学園の左翼手は、半身の体勢になりながら、一歩、二歩と後退していく。 「おっ……あぁ」 墨谷ベンチから、束の間の歓声。しかしすぐにため息へと変わる。左翼手は斜めに走りながらも、まだ余裕を残し捕球した。ワンアウト、ランナーなし。 「くそぅ。あと、何メートルか横に飛んでいたらなぁ」 丸井が、悔しげに呻く。 「でも、当たりは悪くなかったです」 片瀬がいつになく、力の籠った声を発した。 「ピッチャーが竹田さんに代わって、初めてヒット性の打球ですよ」 「そ、そういやぁ」 鈴木の相槌を皮切りに、ベンチが再び沸き立つ。 「よぉしっ。いけるぞ」 「試合はここからだ。倉橋、一発かませ」

    <野球小説>白球の“リアル”【第19話】「負けじゃない」の巻 ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~ - 南風の記憶
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    yukiMynn 2019/05/03
    半田wwwというのは置いといて。甲子園で、墨谷「のような」ではなく、墨谷そのものとの闘いになって欲しいです。
  • <野球小説>白球の”リアル”【第18話】「イガラシ対西将バッテリー」の巻 ~ ちばあきお原作「プレイボール」もう一つの続編 ~ - 南風の記憶

    ※前回<第17話「諦めるな墨谷ナイン!」の巻>は、こちらのリンクです。 stand16.hatenablog.com 第18話「イガラシ対西将バッテリー」の巻 マウンド上から投じられたボールが、ホームベース手前でワンバウンドする。 「……くっ」 すでにツーストライクと追い込まれていた松川は、出し掛かったバットを必死に止めようとするも、僅に手首を返してしまう。 アンパイアはそれを見逃すことなく、右手を回す動作とともにコールした。 「スイング! ストライク、バッターアウト」 二、三度かぶりを振り、松川は苦悶の表情でベンチに引き上げてきた。途中、ネクストバッターズサークル手前で足を止め、久保とイガラシに「ちょっといいか」と、呆れたような顔で告げる。 「あのフォークボール、すごい落差だ。それに、速球とそうスピード、変わらないぞ」 松川と入れ替わるようにして、久保が無言で打席へと向かった。頼むぞ……

    <野球小説>白球の”リアル”【第18話】「イガラシ対西将バッテリー」の巻 ~ ちばあきお原作「プレイボール」もう一つの続編 ~ - 南風の記憶
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    yukiMynn 2019/05/02
    怒涛の展開。練試でこんなにアツくていいんでしょうか。ひたすら続きを待つのみ。ていうかイガラシがカッコ良すぎる…
  • <野球小説>白球の“リアル”【第17話】「諦めるな墨谷ナイン!」の巻 ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~ - 南風の記憶

    前回<第16話「作戦変更!?」の巻>へのリンクは、こちらです。 stand16.hatenablog.com 第17話「諦めるな墨谷ナイン!」の巻 「ボール、フォア。テイクワンベース!」 アンパイアが、コールと同時に一塁ベースを指差す。 敬遠四球の高山は、駆け寄ってきた控え選手にバットを手渡すと、ふいに眼差しをイガラシへ向けた。目が合うと、なぜかにやっと笑う。 「いくら俺が怖いからって、招待野球で普通ここまでやるかよ。大人げねーな」 からかうように言うと、背後にいたアンパイアが高山を睨む。 「君ぃ。また余計なことを……おしゃべりはやめて、さっさと一塁へ行きなさい」 「はっすみませぇん。失礼しましたぁ」 高山は軽く一礼して、ようやく一塁へと向かった。そのスパイクの音に、ウグイス嬢のアナウンスが重なる。 ――五番ファースト宮辺君に代わりまして、月岩君。バッターは、月岩君。背番号、三。 「オイオ

    <野球小説>白球の“リアル”【第17話】「諦めるな墨谷ナイン!」の巻 ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~ - 南風の記憶
    yukiMynn
    yukiMynn 2019/05/02
    忘れかけていた何かを思い出させるような、燃える展開 ♪ みんなカッコいいですね。
  • <野球小説>白球の“リアル”【第16話】「作戦変更!?」の巻 ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~ - 南風の記憶

    ※前回<第15話「エース登場」の巻>へのリンクは、こちらです。 stand16.hatenablog.com 第16話「作戦変更!?」の巻 ――西将学園高校、選手の交代をお知らせ致します。一番木下君に代わりまして、椿原君。一番、レフト椿原君。背番号、七。 ウグイス嬢のコールとグラウンド上の光景に、またもスタンドがざわめく。 「うわっ。ま、丸井さん」 加藤が驚きを隠そうともせず、相手ベンチを指差して言った。 「何だよ……って、おまえそろそろ敬語やめろよな。そもそも同期なんだし」 丸井は苦笑いを浮かべながら、呑気に答える。 「今はキャプテンじゃないし。まるで俺が、えばってるみたいじゃねぇかよ」 「そんなしょーもないこと言ってる場合じゃないですよ。あの椿原って人、選抜大会で最高打率の記録を作った選手じゃないですか」 「しょーもないって……な、なにぃ! 大会、最高打率だとぉっ」 驚く二人を横目に、

    <野球小説>白球の“リアル”【第16話】「作戦変更!?」の巻 ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~ - 南風の記憶
    yukiMynn
    yukiMynn 2019/05/01
    西将の狙いが読めない…益々先が楽しみです。谷口の推測は、情報収集の手段がないだろうし穿ち過ぎだと思うけど…控えファーストストライク、レギュラーフルカウントも墨高の打撃練習の功罪ともリンクして面白いです
  • <考察>谷口はなぜ、丸井を後継キャプテンに選んだのか――ちばあきお原作『キャプテン』『プレイボール』関連コラム① - 南風の記憶

    漫画『キャプテン』ファンの間で時々話題になるのが、丸井はなぜキャプテンに指名されたのかということ。 作中、丸井のキャプテンとしてのデビューは、散々なものだった。新入部員だった近藤が、(一年生にしては)傍若無人な態度を取ったことが原因とはいえ、大勢の部員の前で激高して近藤を殴りつけてしまい、イガラシに「あれが人の上に立つ者の態度か!」と一喝されている。 その後も、選抜の初戦敗退を近藤一人の責任にしてしまい、部員達から「キャプテン不適格」と言われてしまう(すぐ撤回されたが)など、キャプテンとしての資質には、いつも疑問符がつきまとった。 では、そんな丸井に、谷口は何を期待してキャプテンに指名したのか。 例えば、自分を誰よりもリスペクトし、慕ってくる丸井のことが、谷口は可愛かったから?実際、谷口は丸井をレギュラーから外した後も、青葉戦に向けての対策練習について、丸井に相談を持ち掛けている。 しかし

    <考察>谷口はなぜ、丸井を後継キャプテンに選んだのか――ちばあきお原作『キャプテン』『プレイボール』関連コラム① - 南風の記憶
    yukiMynn
    yukiMynn 2019/04/30
  • <野球小説>白球の“リアル”【第15話】「エース登場」の巻 ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~ - 南風の記憶

    前回<第14話「リリーフ投手」の巻>へのリンクは、こちらです。 stand16.hatenablog.com 第15話「エース登場」の巻 バッターボックスに入り、イガラシは前方を凝視した。 マウンド上では、一回途中からリリーフ登板の西田が、片膝を少し前に突き出す姿勢で立っている。表情はほとんど変わらないが、時折肩を上下させる。 やっぱり……あのピッチャー、疲れてきている。叩くなら今だ。 「君、ほんとよく相手を観察してるね」 ふいに話しかけられ、思わず「えっ」と声を発してしまう。西将の正捕手・高山が、マスク越しにこちらを眺めていた。妙に楽しげな眼差しだ。 「一年生が、それだけ周りを見てプレーできるとは、大したもんだ。イガラシ君」 「僕のこと、知っているんですか?」 「もちろん。ほら、元専修館の百瀬さん。あの人から聞いたんだよ」 「百瀬さん? ああ……この前、専修館と明善の定期戦に来ていた」

    <野球小説>白球の“リアル”【第15話】「エース登場」の巻 ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~ - 南風の記憶
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    yukiMynn 2019/04/29
    高山さん面白い子ですね。竹田も後の試合は大丈夫かとか、投げさせる意味、彼に課せられた課題は何なのだろうと気になります。完全火消しからの連投勝利とか…イガラシも1回だけでしょうが打席回るのも楽しみです。
  • 古代チェコ神話 - チェコ人の成立、プラハの建設、乙女戦争 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    チェコ統一を精神的に支えた民族の年代記 ボヘミアのチェコ人は9世紀ごろに独自のプシェミスル朝を開き14世紀まで続きますが、王権は弱く神聖ローマの影響下に組み込まれ、またチュートン騎士団を始めドイツ人の東方植民の流れもあり「ドイツ化」の危険を常にはらんでいました。 プシェミスル朝の正当性主張とチェコ人の統一を図るために重要だったのが、「チェコ民族はどこからやってきて、どのように国が作られたか」という民族の年代記でした。 11世紀にはコスマス年代記、14世紀にはダリミル年代記、16世紀にはハーイェク年代記などが書かれ、キリスト教到達以前の民族神話に加えボヘミア王の物語やヤン・フスの宗教戦争の物語などチェコ民族の栄光を讃える内容が盛り込まれました。 19世紀の民族復興期以降に盛んに読まれ、現在のチェコ共和国まで受け継がれています。今回はキリスト教到達以前の移住伝説からチェコ人形成の逸話をピックア

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    yukiMynn 2019/04/23
  • <野球小説>白球の“リアル”【第13話】「練習台」の巻 ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~ - 南風の記憶

    前回<第12話「招待野球開始・波乱の序盤戦」の巻>は、以下のリンクです。 stand16.hatenablog.com 第13話「練習台」の巻 どこか弛緩した雰囲気さえ漂い始めていたグラウンドが、突如として張り詰めた空気に包まれる。 くそっ、ムードが一変しちまった…… 西将学園の四番・高山が放ったレフト前ヒット。火を吹くような打球の余韻に、なかなかスタンドの観客達のざわめきが収まらない。 イガラシは、一塁ベース上に留まる背番号「2」を、睨み付けた。そうでもしないと、相手の迫力に呑み込まれてしまう気がした。身長は、おそらく一八〇センチを優に超える。背筋の盛り上がりが、ユニフォーム越しにもはっきりと分かる。まさに堂々たる体躯。 「タイムっ」 キャプテン谷口が、三塁塁審に声を掛けた。マウンド上では、初安打を許した井口が、心なしか緊張した面持ちで佇んでいる。 「いやぁ、凄い当たりだったな」 井口の

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    yukiMynn 2019/04/22
    そういう条件のテストだったのですね。練習台にされた墨高が、逆にこの試合をどうやって実りある「練習」にしていくのか楽しみです。「春疾風」というのは初めて知りました。胸がざわつくような、味のある言葉ですね
  • <野球小説>白球の“リアル”【第11話】「キャプテン谷口の決意」の巻 ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~ - 南風の記憶

    前回<第10話「天秤に掛ける」の巻>へのリンクは、こちらです。 stand16.hatenablog.com 第11話「キャプテン谷口の決意」の巻 金曜日。全体練習が終わると、キャプテン谷口は、部員達をグラウンドのバックネット近くに集合させた。 「みんなその場に座ってくれ。すまないが、少し長くなる。」 少し掠れた声で、そう告げる。 イガラシが腰を下ろすと、斜め手前に座っていた井口源次が顔を向ける。 「ミーティングって久しぶりだなぁ」 妙に間の抜けた口調に、ずっこけそうになった。 「最近はずっと、個人練習をやって解散、という流れだったのに」 「ばぁか。何の話か、おおよそ見当は付くだろ」 「うむ……で、何よ」 「……オイ。おまえ気か」 翌日から大型連休に入る。この期間、野球部は講堂を借りて強化合宿を行う予定だが、それだけではない。 連休中日となる三日後、招待野球にて大阪の西将学園との対戦が組

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    yukiMynn
    yukiMynn 2019/04/13
    おっ久保が入りましたか!そして井口先発とは思い切った起用してきましたね!…と、もはやリアルに墨高ファンをしている気持ちです。夏を前に熱い展開で、先がとにかく楽しみです。
  • <野球小説>白球の“リアル”【第10話】「天秤に掛ける」の巻 ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~ - 南風の記憶

    ※前話<第9話「投手の感覚」の巻>へのリンクは、こちらです。 stand16.hatenablog.com 第10話「天秤に掛ける」の巻 ノックの打球が、右中間へと飛んでいく。 「センター、ライト! 丸井さん中継だっ」 二塁ベースカバーに走りながら、イガラシは叫んだ。すかさず「任せろ」と、丸井の威勢の良い声が返ってくる。 ボールは右中間に落ち、転々とする。 「カットマン、右だ右っ。前に行き過ぎてる」 「井口、塁のカバーだ」 掛け声のさなか、ライトの鈴木が回り込み、素早い動作で投げ返す。その送球が、中継に入った丸井の頭上を越え、三塁ベース近くでバウンドした。 「中継が乱れた。レフトカバー!」 倉橋の指示を待つまでもなく、カバーに入っていたレフトの戸室が捕球する。この間、打者走者役の島田は、スライディングもせず三塁を陥れていた。 「こらぁ、中継!」 「ライト、セカンド、集中しろよっ」 キャッ

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    yukiMynn
    yukiMynn 2019/04/07
    片瀬の過去。私の想定していたのとは異なりましたが、なるほどと思いました。9話であれ?と思った谷口と丸井の行動も腑に落ちたのが快いです。ところで鈴木は3年設定なのですね。
  • 『プレイボール2』作者は『キャプテン』『プレイボール』の「根本テーマ」を理解していない! - 流浪の旅人

    スタンドの記憶 (@stand161) | Twitter 言わずと知れた野球漫画の傑作『プレイボール』三十八年ぶりの“続編”――その名も『プレイボール2』が、グランドジャンプにて連載されている。 私もリアルタイムの読者ではないものの、母が好きだったらしく実家に文庫が全巻揃えてあるのを、筋を暗記するまで読み込んでしまったほどの同作ファンである。当然、“続編”が開始されるとの報を聞き、嬉しく思った。 が、いざ読んでみると……率直に言って「ヒドイ」。 先に言っておくが、私とてこの“伝説の漫画”の「続編」依頼を引き受けた、『プレイボール2』作者の決断自体には、敬意を表したいと思っている。 また、何せ原作の連載終了時から、四十年近い歳月が経っている。登場人物の設定に多少の違いが出るのは仕方がない(例えば、サブキャラクターの利き腕や若干のキャラクターが違うといった部分は、個人的には許容したい)。

    『プレイボール2』作者は『キャプテン』『プレイボール』の「根本テーマ」を理解していない! - 流浪の旅人
    yukiMynn
    yukiMynn 2019/03/17
    同感です。勝つ喜び負ける悔しさと他者への優越感・劣等感は別物で、イガラシや谷口は後者の感情を殆ど持たない根本テーマの体現者。それだけに作者にはリアルに感じられず別人にしてしまったのかもと納得しました。
  • 【読了】宮崎市定「大唐帝国」 - 世界遺産マイスター/国宝の伝道師Kの「地球に感謝!」

    今年35冊目読了。京都大学文学部長を務めた著者が、中国の中世を圧倒的なスケールで描き出した一冊。 畏友(というのもおこがましいのだが)がお薦めしていたので、これは歴史の勉強になるだろう、と手に取ったが、実に素晴らしい。中国史は、個別の権力者の話もそれぞれに面白く、どこまでも掘り下げていくことができるのだが、あえて「大きな流れ」を押さえることに注力し、中国が古代から中世に至り、そして近世の萌芽に向かっていくという「時代を読む」。 ついつい、個別の権力者の話ばかりに目が行くのだが、それを非常に控えめに(それでも実に面白く個性は描き出しながら)とらえ、「時代のうねり、流れはどのように向いていて、その時々の権力者、そして市民はどのような役割を果たしていったのか」を圧倒的な筆致で描き出す。こんな歴史の通史があったとは…正直、驚嘆しきり。そして、太平洋戦争とその後における日のだらしなさについても

    【読了】宮崎市定「大唐帝国」 - 世界遺産マイスター/国宝の伝道師Kの「地球に感謝!」
    yukiMynn
    yukiMynn 2019/03/07