2025年03月13日(木)晴れライトノベル作家の収入について フリーランスの専業ラノベ作家をやっていると、色々な質問を受けるが、その中でも訊きにくそうに、しかし一番の関心を持って尋ねられるのは、やはりというかなんというか、懐事情のことである。 様々なところで色々な人が解説されているので私ごときが何か付け足すことはないと思うが、2020年代を生きる一人の専業作家として、ここに書き残すことに何らかの意味があるかもしれない。 印税とは 作家といえば印税である。元は税とついているが、税ではない。通称である。昔々は実際に印紙を貼ってそこに作家が検印を押していた時代もあるので、古本屋で古い古い本を見たら奥付を確認して頂きたい。 印税には大まかに三種類あり、 ①刷り部数印税 ②実売印税 ③電子書籍印税 の三つがそれになる。 ①刷り部数印税 書籍の印税としては一般に刷り部数印税と、実売印税の二つがある。
