統合失調症の陰性症状に効く薬がイスラエルで開発されたようなので、ご紹介します。それにしても、最近はイスラエルのスタートアップがすごいと良く耳にしますね。 統合失調症とは、20歳くらいに幻聴や被害妄想などが出てくる病気ですが、こうした幻覚妄想という症状は陽性症状と呼ばれます。統合失調症は陽性症状だけでなく、やる気が出なくなって活動性が低下したり、感情が乏しくなって喜怒哀楽の変化が少なくなるような陰性症状というものも出てきます。陰性症状が出ると働く気力もなくなるので経済的に厳しくなりますし、このため生活保護を受ける場合もあります。また、引きこもりの原因にもなるので、かなり生活の上では問題になってきます。生活保護や引きこもりは社会問題にもなっていますので、個人の問題ではすみません。 このように大きな問題を引き起こす陰性症状ですが、今までは陰性症状を改善する薬はほとんどありませんでした。非定型抗精