はてなブックマークで注目された、ダイヤモンド・オンラインの記事「成績優秀なのに仕事ができない “大人の発達障害”急増の真実」に関する専門家の方々の反応や見解をまとめてみました。 元記事→ http://diamond.jp/series/hikikomori/10011/ はてなブックマーク→ http://b.hatena.ne.jp/entry/diamond.jp/series/hikikomori/10011/
自らの「発達障害」に気づかない40~50代の大人が増加している。 厚労省が2010年に公表する新しい「ひきこもり支援ガイドライン」の中でも、引きこもる要因の第1位(27%)に挙げているのが、前々回で指摘した、この「発達障害」だ。 大手銀行員のコバヤシさん(仮称)もその1人。コバヤシさんは、朝起きるのが苦手で、定刻に出勤できずに遅刻してしまうことがたびたびあった。一旦、寝ると、14~5時間も寝てしまうことがあり、目覚まし時計をかけても起きられない。高校生のときまでは親に起こしてもらっていたので問題にはならなかったが、1人立ちしてから、頻繁に寝坊するようになってしまった。 取引先などと待ち合わせしても、つい遅刻を繰り返してしまう。出かける前になると、別の仕事のことが気になって、あちこち資料を探し回っているうちに、出るのが遅れてしまうからだ。先方を待たせないように待ち合わせの約束を優先しなければ
病気ではない、特性をもっているだけだ――『アスペルガー症候群』を書いた岡田尊司氏(精神科医)に聞く(1) - 09/11/20 | 08:00 こだわりが強く、対人関係が不器用なアスペルガー症候群。広汎性発達障害の一つだが、「問題児」にして「現代の寵児」でもあるという。働き盛りの大人にもしばしば「困った人」として見られるその特性を、個人として社会としてどう生かしたらいいのか。 ――おおづかみにアスペルガー症候群とは。 一言で表せば、周りの人とずれやすい。それも二つの特徴があって、一つは対人関係に不器用であり、もう一つはとかくこだわりが強い。 そのうち、対人関係が不器用といってもいろいろあって、消極的なタイプばかりではない。ものすごく積極的だがピントがずれてしまう。また、自分の言いたいことだけ言って、相手が反応しても一方通行でそれにはあまり応えなかったりする。 こだわりの強さは、周りが
先日,発達障害当事者サロンと題した会に誘われ参加してきました.ネタバレ注意どころかネタバレしてはいけないので話の詳細は一切書けませんが,感じた印象は書けるので書いておきます.結論から言って,当事者サロンには限界を感じました.メリットがあるどころか,かえってストレスを感じる場合が少なくないかもしれません.その理由は?前提:自閉症スペクトラムの特徴社会性の障害,コミュニケーションの障害,想像性の障害=こだわりという障害の結果として,他人とのコミュニケーションが取りづらく社会適応がうまくいかない.やはりこれが以下書くことの前提となるのでしょうか?感想1.当事者同士で話がかみ合わないサロンで話をしていても,まず当事者同士で話がかみ合わない.空気が読めないどころの話ではなく,話している人の話の腰を折ることが常.そして自分の言いたいことだけを文字通り放談する.だからコミュニケーションが成り立たない.一
田中聡「境界性パーソナリティ障害の形成メカニズム」『精神治療学』24(8)にAD/HDと境界性パーソナリティー障害の関係についての文献障害紹介があった。両者は関係があるという報告があるとのこと。 成人のAD/HDの37%に境界性パーソナリティー障害がみられたという報告がある。下記のAnckarsäterらの研究である。相互影響についての論考はされていない。 Anckarsäter H, Stahlberg O, Larson T, Hakansson C, Jutblad SB, Niklasson L, Nydén A, Wentz E, Westergren S, Cloninger CR, Gillberg C, Rastam M., The impact of ADHD and autism spectrum disorders on temperament, character,
AD/HDは他人へ迷惑をかけることはあまりない。本人が困るということはあっても、回りが迷惑だということは稀かもしれない。そういう意味では、AD/HDは問題なのではなく、AD/HDに並存する反抗挑戦性障害(ODD)が問題なのだという見方はできるだろう。 原仁,2005 「思春期の行動の問題:Asperger症候群とADHD」 『小児科診療』 68(6) (803) pp.1087〜1092 ADHDの問題はODDの症状 ADHDの診断基準を精読するとわかるが,ADHDの症状は周囲への迷惑にはなるけれども,危害にまでは及ばない場合がほとんどである.たとえば,勝手にしゃべってうるさいかもしれないが,それを注意して言い争いになっていつも喧嘩になる訳ではない.勝手に動き回って危険であるが,ケガをするのは本人であるなど.ADHDのある子どもでも,一定の距離を取って上手に付き合えば,決して嫌になる訳では
アスペルガー症候群の最初の報告者であるハンス・アスペルガー自身はアスペルガー症候群のネガティブな面かなり詳細に記述している。このエントリではそこに焦点を当ててみたい。 自閉症とアスペルガー症候群 作者: ウタ・フリス,冨田真紀出版社/メーカー: 東京書籍発売日: 1996/05メディア: 単行本 クリック: 15回この商品を含むブログ (8件) を見る アスペルガーはアスペルガー症候群の子どもたちが学校でどのように生活しているかという点まで詳細に記述していて、そのなかでもいじめの記述はすべてのケースで出てくる。 自閉症の子供は、仲間と違っていて目立つというだけで、級友からのいじめや仲間はずれにあうことが多いことにも触れました。彼らの態度、話し方、そして何よりも異様な振る舞いが多いことが、嘲笑を呼び起こします。子供は概してそれに気づきやすく、性格のおかしさが目立つのを極めて正確に嘲りの標的と
あらかじめ断っておくが、この方法でアスペルガーか否か本当に分かるのか不明である。 ただ直感的に、自閉脳か定型脳かによって、得意なパズルの図柄が異なるような気がするのだ。 好きなジグソーパズルサイトがあって、たまにパズルで遊んでいる。 この作者の作品は、パズル以外のゲームも面白いので、暇つぶしに遊んでみるのもお勧めです。 定型発達者である夫とアスペルガー症候群である私は、それぞれのパソコンで、同じ図柄のパズルの作成時間を競うことがある。 大抵私が勝ってしまうので、最近では夫が相手にしてくれなくなって寂しい。 パズル作成能力は、仕事では生かせないかもしれないが、自閉脳の得意な能力だと思う。 私が得意な図柄は、「富士山」のような、微妙なグラデーションで出来ている図柄である。 このパズルは、青い空、青い富士山、青い水で構成されている。 (パズルの全体像は、左上の「menu」をクリックして、「サムネ
『こころの科学』LD・AD/HD特集号から品川裕香の論文。 LD・AD/HDなどの診断を受けた子どもたちのその後について取材をして、特別支援教育への提言を行っている。 リストカット、うつ、不登校、ひきこもりと言ったものの背後に発達障害があるということからはじまる。 品川裕香,2009, 「大人になるまで・大人になってから−−厳しい教育・社会の現状とその打開策−−」 『こころの科学』145号,79-84. AD/HDとアスペルガー症候群と診断された男子のインタビュー。 「僕はね、温室から寒風吹き荒ぶ南極大陸に放り出されたようなものだったんです。中一のときにADHDだのアスペルガー症候群だの言われて、それなりに丁寧な指導を受けてきたけれど、結局、理解してくれる人が誰もいない集団のなかではまったくのダメ人間だった。診断されていたり、診断名に応じた指導を受けたからといって、社会に適応できる力がつい
30代前半で二年前長期入院を要する病気をして専業主婦になりました。 子供は服薬の問題であきらめるように言われおりません。 悩みは隣のご家族の事なのですが、去年引っ越しされてきて以来 奥さんと同じ年と言うこともあり、子供が幼稚園と小学校に 行っている間にときどきお互いの家でお茶をする関係です。 それが今年の初めに隣の上の小学生の子が、不登校になりました。 原因は感受性が豊かなので、周りのわんぱくな子供たちの発言に 傷ついてしまうからだと奥さんから聞きました。 なので大きい声を出したり叱ったりしないでくれと頼まれました。 それからお茶に上の子供を連れてくるようになり、我が家に私の 趣味で全機種ゲームがあるのが子供の気に入ったようでした。 感受性が豊かだから家に一人ではいられないということで幼稚園の 送り迎えの時間に子供をあずかってくれないかと頼まれました。 バス停までだから往復でもほんの30分
…と2人で仕事をしています。彼女は50才。 私はこの春から新しい職場で仕事を始めました。 私の入社時に上司より彼女へ 「今度入った新しい人。今後は2人で一緒に仕事をして下さい」との話が。 すると彼女は、字面通り「2人」でなんでもやろうとして譲らないのです。 ・私が「コピーして」と上司に言われ、コピーを行おうとすると、 必ず「あぁ、待って下さい」と「2人」で意味なくコピー機に立つ。 他にも字面通りの事態が… ・「会議用の弁当注文して」の指示には、暗黙の了解としてお茶とお手ふきも併せて準備しかけたら、 「お弁当 としか言われていないのに、何故勝手にお茶とお手ふきを用意するの?」 と咎めるように(見下すように)言い、改めて上司に確認する事態に。 ・来客にお茶出しをしようとしたところ、 客 「お茶はいらないですよ。」 上司「いやいや、お茶飲んでいってください。」 とありふれた会話の後に、私がお茶を
30代主婦です。2歳の子供が知的障害を伴う自閉症です。診断を受けてからみるみるうちに自閉症らしさが増してゆき、本当に日々息つく暇もありません。自分の時間も皆無、復職も不可能になりました。何より今は子供の情緒不安定と睡眠障害がひどく、今夜も今(深夜3時)やっと眠りました。これで1時間後に起きることもザラです 自閉症・療育について勉強をたくさんしています。試行錯誤ながら実践もしています。だけど子供の状態は変わらず…本当に疲れ果てました。できることならこの子を道連れに死んでしまいたいです。でも可愛い、愛しいのです。手にかけることができません 単純に2人目を夢見ていました。3人ほしいけど、経済的にとか考えて2人かなあ…なんて思っていました。でも、日常生活が困難すぎること、小町でも議論され尽くした『障害者の兄弟』問題…『障害者は迷惑』との心無い投書(我が家のポストに入っていました)、『もしかして』と
●おいおいちょっと待て、と男性が思うこと。● ちょっと待て!と思う瞬間ランキング (秒刊SUNDAYより) 自分はなるべく「ランキング=世間の常識」とは思わないように心がけているのですが、このランキング結構「うわあ、わかるなあ」って感じで面白いです。あるあるネタに弱いんだよなー。1位とか納得だもんなあ。人の振り見て我振りなおせとはよく言ったもんです。ここに載っているような人間にならないように精進しよう。 さて、これは男性から見たアンケート結果だそうです。働いていたり飲みにいったりしている空気があふれております。その中で一際目をひくのが3位です。 空気が読めない人 あいたた。 自分も空気読めずにしょっちゅう失敗しますヨ。余計なこと一言言っちゃったりなあ。 また、空気を読もうとしないで自分のペースで振り回す人は、確かに正直苦手ではあります。自分もそうしているかもしれないけど。 それでもやっぱり
「何をくだらないことを言っているんだ。」 「男も女も母親から産まれてくるのに決まっているじゃないか。」と叱られそうですが、今回の話は、それでありません。 さて、母体の中での初期の胎児はすべて女なのですね。そのままだと、女として産まれ、その後に変化があったものが男に産まれるわけです。 そのようなことで今回の記事は、人間が母体の中で成長して産まれてくる過程から、発達障害を考えていきたいと思います。 私がこの記事で言いたのは、発達障害が脳の機能障害であり、わがままなどで性格が悪かったり、やる気がなかったりする問題でないのです。 この記事はあくまで仮説です。みなさんの参考にしてもらえたらと思っています。 さて、発達障害は圧倒的に男が多いのです。男女が、4対1ぐらいの比率ではないでしょうか。 どうしてそうなのか、私はちょっと調べてみました。 男が多い理由ですが、母体の中で先に女であるところがポイント
精神科Q&A 【1560】発達障害の部下の長所を引き出すよう接していきたい(【1498】のその後) Q: 【1498】曖昧な対人関係を理解できずトラブルを繰り返す部下は病気でしょうか で質問にお答えいただいた者です。まとまりのない長文の質問に対して丁寧にご回答いただき、厚くお礼申し上げます。 先生のお答えの最初のほうにあった「知能は低くないのにもかかわらず、多くの人が常識として自然に身につけている対人関係技能を持っていない。のみならず、そのような対人関係技能が自然であるとか、さらには必要であるという認識が全く持てない」という記述を拝見して、ずっと感じていた不思議さに、ストンと合点がいったような気がいたしました。対人関係技能が低い人は時々見かけますが、Aさんの場合は「対人関係技能というものがこの世に存在すること、そして皆それを使って人間関係を円滑に保つ努力をしているという当たり前のことが、心
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