これはどんな本? この本は、自身が映像思考であり、常に頭の中に明確なイメージが湧いているという発達障害の当事者、室内設計家の岡南さんと、医師として発達障害を診てきた聴覚優位の専門家、宮尾益知先生の共同研究の結果誕生しました。 先日読んだ杉山登志郎先生の本によると、発達障害の認知特性を解説した、「決定版といえる本」とされていたので、読んでみることにしました。 これまで発達障害系の本を見ても、自分に当てはまる部分とそうでない部分が極端なような気がしていましたが、この本を読んで、その謎がかなり解けたように思います。 なんと自閉症スペクトラムやADHDといった発達障害にも二通りあるのです。わたしは自分がガウディとは似ていなくて、ルイス・キャロルにそっくりであることを発見しました。 視覚優位と聴覚優位 わたしたちの認知は、おもに視覚と聴覚の組み合わせで更正されています。しかし決して両者をバランスよく