竹中平蔵総務大臣直轄の私的懇談会「通信と放送の在り方に関する懇談会」が1月23日,第2回会合を開いた。 懇談会後の会見で竹中大臣は「今回はNHKの在り方を議論し,公共放送の必要性を確認した」としてNHKを現状の公共放送事業者として位置付けて議論していくことを明らかにした(写真左)。 懇談会は(1)融合時代の法体系,行政の在り方,(2)NHK改革,(3)NTTの組織や独占性を含めた通信の在り方,(4)放送業界全体の在り方を議論する。このうち第2回の議論の中心となったのは「NHKの事業範囲」。主なトピックは,NHKによる研究開発の是非,現在8波利用している電波の送出体制,インターネット関連業務への取り組み,NHKが蓄積している映像アーカイブの積極的な活用である。 さらにNHKの規模やIP放送への展開に向けた可能性について話し合った。例えば,NHKのインターネット関連業務は現在年間の売り上げの限
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